鉄道を敷設し上水道を整備することに、侵略の要素はない | 佐藤 政則「不易流行 -日本再生に向けて-」

佐藤 政則「不易流行 -日本再生に向けて-」

変わらぬ理念の実現を目指し、しくみを修正する。
実態に合わなくなった諸制度を見直し、日本国を良くすることを目指す、政治ブログです。

  以前、年長の友人と会食をしているときに、「米国50州のうち、48州は、その成立過程における、先住の人々に対する対応に、著しく仁義に外れた部分があるし、ハワイ王国が、準州を経て、州になる過程においても、やはり、仁義に外れた部分がある。特に、問題がないのは、ロシア帝国に金銭を支払って得たアラスカ州だけ。米国50州のうち、ほとんどの州は、拳銃を使って成立したのだから、今になって、拳銃を無くすることは、難しい」と、申し上げたら、「アラスカにも、もちろん、先住の人々がいて、ロシア帝国が、我が領土と言い張っていて、使い途がないから、米国に売っただけ。人の道に外れたことを、やってこなかった訳ではない」と、答えられ、そりゃそうだと、思ったことがあります。

 どういう流れで、そういう会話になったのかは、覚えていませんが、先住の人々を、腕ずくで、つまり、武力を使って、追い出したり支配下に置く行為は、侵略と呼ばれる行為でしょう。

 先の大戦前に、日本帝国が、東アジアにおいて、行った行為は、侵略と呼ばれるべき行為でしょうか。日本帝国は、米国各州が、その成立過程において、先住の人々を、殺戮したり追い出したりしたように、東アジアにおいて、先住の人々を、殺戮したり追い出したりしたでしょうか。

 私利私欲ばかりを求め国益を考えない人が多く、国内をまとめることができず、近代化の端緒につくことさえできず足踏みをしていた地域において、鉄道を敷設する。上水道を整備し、医療を普及させ、公衆の衛生を確保するよう努める。近代的通貨制度、銀行制度を導入する。教育制度を整え学校を建設し、教育を受ける機会を与える。

 侵略の要素が、これらの行為のどこかに、あるでしょうか。日本国民が、靖国神社を訪れ拝礼することに、言い掛かりをつける人達は、この「侵略」という言葉が、どうも、お好きなようですが、彼らは、「侵略」という言葉をどう定義し、日本帝国の政治のどの部分を指して、侵略云々と言っているのか、さっぱり理解できません。

*旅先にいるため、誤字脱字等があれば、後で直しますので、しばらく、ご容赦ください。


仙台市宮城野区にて
佐藤 政則