袖振り合うも多生の縁。こうやって、僕のような者がしたためた文章が載っているページを開き、なんだこりゃと思って、すぐさま、別のページに飛ぶことなく、出だしの数行くらいは読んでみようかと思い、実際に、読み始めていただいたことも、縁でしょうし、この広い地球において、同じ時、同じ空間を共有し、実際に会って交流することも、もちろん、縁でしょう。
この国は、瑞穂の国。報道によれば、天皇陛下におかれましては、去る4月8日に、皇居・生物学研究所脇の苗代に、稲の種籾(たねもみ)をまかれ、今月、育った苗を皇居内の水田に植えられる予定とのこと、この国の国民であることは有り難いことだと、感謝する次第です(両陛下のご活動、お写真を紹介する宮内庁のページは、こちらから)。
桜前線が北上した後は、"田植え前線"が北上します。若いころ、縁あって、二度ほど訪れたことがある、宮城県の気仙沼市。来週末、気仙沼を再訪し、田植えを体験させていただくことになりました。
来週末は、実は、元々、沖縄本島の名護市を訪れる計画を練っていたのですが、都合がつかず、計画倒れ。ならば、寝台列車サンライズ瀬戸・出雲の、ノビノビ座席を利用して、岡山県の倉敷市を訪れようかと思い、みどりの窓口に赴くも、ノビノビ座席は、既に完売。「うまく、いかないな」と思っていたら、その翌々日、急きょ、気仙沼を再訪することになりました。
禍福はあざなえる縄の如し、ということでしょうか。僕のような者が、気仙沼を訪れ、少々、お金を使ったからといって、何がどうなる訳ではなく、僕自身が「訪れた」という自己満足を得るだけの旅になると思いますが、それでも、動かなければ、袖振り合うこともない。そう思い、訪れることにしました。
その準備などのため、多少、ブログの投稿が滞りがちになるかもしれませんが、よろしくお願い致します。
神奈川県横須賀市にて
佐藤 政則