国家主権回復の日と、靖国神社参拝と、自民党立党時の精神 | 佐藤 政則「不易流行 -日本再生に向けて-」

佐藤 政則「不易流行 -日本再生に向けて-」

変わらぬ理念の実現を目指し、しくみを修正する。
実態に合わなくなった諸制度を見直し、日本国を良くすることを目指す、政治ブログです。

 制限されていた我が国の国家主権が回復した日、いわゆる主権回復の日4月28日をめぐり、この国の国会議員、特に、我が党、自民党の国会議員が、どういう言動をするのか。失望させられることになるだろうと、薄々、思っていましたが、思っていた以上に、失望させられました。

 4月22日に、靖国神社春季例大祭の当日祭に合わせ、超党派の「みんなで靖国神社に参拝する国会議員の会」メンバーとして115名が、靖国神社を訪れ拝礼しましたが、4月28日に関しては、稲田朋美氏が靖国神社で、安倍晋三氏が明治神宮で、それぞれ、拝礼したぐらいです。

 昨年、政府主催の式典が、初めて、この日に開催されましたが、今年は、政府主催の式は、何も開催されなかったようです。「昨年の政府主催の式典に対し、沖縄の人々が反発した」と報じている新聞社もあります。
しかし、そういう報道で出てくる「沖縄の人々」というのは、沖縄で生まれ育った人々を指しているのか、もしくは、各種の反対運動を展開するために沖縄に移り住んでいる人々や、組織により動員されて一時的に沖縄を訪れて反対運動をしている人々を含めた「沖縄にいる人々」を指しているのか。どちらなのでしょう。

 因みに、「辺野古に住んでおられる人々が、大反対をされているのかどうか」を知りたくて、昨年2月に辺野古を訪れ、キャンプ・シュワブ周辺をこの足で走った後、レンタカーでしたが、辺野古の住宅地のなかの路地をぐるぐる回らせていただき、辺野古漁港の辺りもめぐりましたが、大反対をされている様子は全くなく、「静かで平穏な南国の町」という印象を受けましたことを、改めて、ご報告させていただきます。

 ご参考まで、少々長くなりますが、最後に、自民党立党時(昭和30年11月15日)の『党の政綱、第六』を、引用させていただきます。

六、独立体制の整備
平和主義、民主主義及び基本的人権尊重の原則を堅持しつつ、現行憲法の自主的改正をはかり、また占領諸法制を再検討し、国情に即してこれが改廃を行う。世界の平和と国家の独立及び国民の自由を保護するため、集団安全保障体制の下、国力と国情に相応した自衛軍備を整え、駐留外国軍隊の撤退に備える。



神奈川県横須賀市にて
佐藤 政則