沖縄訪問、涙目のクリントン長官、ダボス会議など | 佐藤 政則「不易流行 -日本再生に向けて-」

佐藤 政則「不易流行 -日本再生に向けて-」

変わらぬ理念の実現を目指し、しくみを修正する。
実態に合わなくなった諸制度を見直し、日本国を良くすることを目指す、政治ブログです。

 旅行と呼べるほどの確たる旅程を組んでいる訳でもなく、また、旅と呼べるほどの風情がある訳でもない。なので、何と呼べばいいのか迷いますが、来週、生まれて初めて沖縄に参り、駆け足で(と言っても、レンタカーで)、あちらこちらに伺う予定なので、最近は、沖縄について、色々と調べています。
そのせいもあるのか、ここのところ、安全保障に関する投稿ばかりが続き、食傷気味の方も居られると思いますが、何卒、お付き合いのほど、宜しくお願いします。

 昨年の9月11日に、リビアの、地中海に面する都市、ベンガジで発生した、米国領事館襲撃事件。米国上院外交委員会の、その事件などに関する公聴会のニュース記事、ニュース動画を、昨夜遅くに見ていて、私は、不敬にも、「鬼の目にも涙」という言葉を思い出した。退任間近、かつ、病み上がりのヒラリー・クリントン国務長官が、発言の途中、涙目になり声が少しうわずる場面が、あったからだ。

 その記事の次に、「英国外務省が、テロ情報に基づき、ベンガジに滞在する英国人に対し、ベンガジからの退避を勧告したこと」を知らせる記事を読み、愕然とした。

 日本は、産油国であるリビアから、原油を輸入している訳ではないが(資源エネルギー庁の石油統計速報による)、日本の企業は、世界中で商売をしていて、必然的に、技術やノウハウを持つ日本人が、世界中で活躍している。
日本人が、いつ、テロの標的になるか、予断を許さない。現に、「今回のアルジェリアの事案は、日本人、英国人、フランス人が標的だった」とする報道もある。諜報活動なしで、どうやって、世界中で活躍する日本人の命を守るのか。

 余談だが、いや、余談ではないが、ダボス会議(The World Economic Forum's annual meeting)は、招待状が来なかったのなら、いざ知らず、招待状を受け取った政治家は、たとえ国会の会期中であっても行くべき会議だと、私は認識している。
安倍首相には、行って、「TPPは、上位企業が下位企業を食う仕組みに過ぎないこと」を、明言していただきたかった。


神奈川県横須賀市にて
佐藤 政則