日本立ち上がろう太陽の会だとか、日本未来の生活が大切の党だとか、ありませんでしたっけ。あっちとくっ付け、いや、やっぱりこっちだ。もう、次から次に名称を変え、顔ぶれもころころ変わり、どれが、最新情報なのか、さっぱり分からないし、分かろうとも思わない。
反自民というだけで集まり、仮面をかぶり、まるで一つの党であるかのように装い、一つの党を演じてきた民主党という組織の分裂劇を、見せられたばかりである。中身が同じで題名と配役が違うだけの分裂劇を、今また、見せられても、更に、うんざりさせられるだけである。勘弁していただきたい。
報道によれば、昨夜、皇居にて、憲法6条1項に基づく内閣総理大臣の任命と、憲法7条に基づく国務大臣任命の認証が行われ、やっと、第2次安倍晋三内閣が発足したとのこと。
菅義偉(すが・よしひで)官房長官により読み上がられた閣僚名簿を一覧して、思うところは多々ありますが、仕事を始めた矢先に、ああだこうだ申し上げるのは、控えたいと思います。
それにしても、「死に体」の野田佳彦内閣が続いていた間に、霞が関などでは、平成25年度予算の編成作業が続いていた訳で、死に体のまま、「近いうち」という言葉一つで、衆議院解散を先延ばししたことのよる、国政の劣化は、決して小さくない。
例年、12月末までには行われている、次年度予算案の閣議決定は越年し、その分、予算審議の日程がきつくなる。財務官僚にとっては、望ましい展開である。国会での審議が、結果的に甘くなるからだ。
離党や入党、結党や解党を繰り返す国会議員や、何かあるとすぐ、政界再編を唱える国会議員は、官僚を統率するということについて、どう思っているのだろう。
神奈川県横須賀市にて
佐藤 政則