米国の50番目の州であるハワイ州を訪れたことがある方は、賛同していただけると思うが、ハワイ州に住む米国人は、どちらかというと親日である方が多いと、私は思っている。
もちろん、多くの日本人が観光客としてハワイ州を訪れ、それ相応の金額の消費を行っているから、という理由もあろうが、日布、日本とハワイ(布哇)王国の歴史に根ざした理由も、小さくないのではないか。
以前、何度か書かせていただいたように、ハワイ王国には、米国海軍のペリー代将が日本の浦賀にやって来るよりも前から、白人が進出していた。
1868年、明治元年には、日本から約150名がハワイに渡り、後に、元年者(gannenmono)と呼ばれるようになった。地元紙であるStar-Bulletin(現在はAdvertiserと合併し、Star-Advertiser)に、言及する記事がありました。9段落目と10段落目で、言及されています。
また、1881年3月には、デイビッド・カラカウア国王が来日し、明治天皇と会見している。国王は、労働力が不足するさとうきび農場などで働く移民の送り出しを要請したり、関係強化のために姻戚関係を結ぶことを提案したりした。その後、ハワイ王国は独立を維持できず、米国の準州になり、結局、1959年に米国の50番目の州になった。
そのハワイ州を含む全米各州とワシントンD.C.で、現在、大統領選の投開票が進んでいる模様。選挙終盤では中傷合戦が激しく、両候補の主張に劇的な差はないので、「12年前のように票が拮抗して、再集計するとかしないとかで揉めて裁判沙汰になることだけは、避けていただきたい」と思いながら、集計結果を見ております。
神奈川県横須賀市にて
佐藤 政則