自衛隊では、陸上自衛隊の観閲式、航空自衛隊の航空観閲式、海上自衛隊の観艦式のうちの一つが、毎年秋に、行われる。今年は海自の観艦式、来年は陸自の観閲式、再来年は航自の航空観閲式というふうに、順繰りに行われるとのこと。
今年は、海自の観艦式が、今月の14日に行われる。先月下旬から、JR横須賀線の横須賀駅や衣笠駅などには、それを知らせるポスターが掲示されていて、その中で、「悖(もと)る」という漢字を、久しぶりに見つけ、思わずそのポスターの前で立ち尽くし、読んでしまった。
観艦式、観閲式の主な目的は、自衛隊の最高指揮官である内閣総理大臣の観閲を受けて、隊員の士気を高めることなどだそうだが、昨年、一昨年、一昨々年の式典は、隊員の士気を高めただろうか。野党は、ずるずると、倒閣を成し遂げられず、今年の式典も、民主党の内閣総理大臣が出席することになるだろう。
少し余談だが、間もなく観艦式が行われる10月14日は、偶然、「鉄道の日」でもあるそうだ。鉄は国家なり。しかし、内閣総理大臣の頭の中に、国家戦略がなければ、どんなに高品質な鉄も、宝の持ち腐れになる。
野党は、臨時国会の召集を要求し、臨時国会で、すぐさま内閣不信任決議案を出し、倒閣を急ぐべきである。
神奈川県横須賀市にて
佐藤 政則