放蕩の末、臨時国会の召集を先延ばしする民主党内閣 | 佐藤 政則「不易流行 -日本再生に向けて-」

佐藤 政則「不易流行 -日本再生に向けて-」

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 民、自、公、みんなの、任期満了に伴う党首選挙は、9月中に終わっているし、「平成24年度における公債の発行の特例に関する法律案」は、成立していないし、国民年金(基礎年金)国庫負担割合2分の1を実現するための、本年度の財源は、決まっていない。

 まともな内閣であるならば、もうとっくに、臨時国会を召集しているはずだ。自民党総裁選の開票日の前日、「自民党新総裁は、人事が済めば、直ちに臨時国会の招集を要求し、臨時国会の冒頭で、内閣不信任決議案を提出すべきだ」と書かせていただいた。

 臨時国会の招集を要求することにより、「現内閣を倒閣し、この国を建て直す」ことに対する並々ならぬ意気込みを、全ての衆議院議員に伝えるべきだと考えただけで、まさか、10月の第2週目において、臨時国会の日程が決まっていないことなど、予想していなかった。

 民主党政権は、野放図に歳出を増やし、赤字国債の発行を増やした。放蕩の末、行き詰まったら、国会を開かず、只々、大臣を取っ替え引っ替え。もちろん、その度に、認証式が行われたが、内閣総理大臣が国務大臣を任命したことを認証することは、天皇陛下が行われる国事に関する行為のうちの一つである。

 党首会談の日程を決める暇があるのなら、直ちに臨時国会を招集すべきである。財政だけを見ても、ぼやぼやしている時間的余裕は、全くない。


神奈川県横須賀市にて
佐藤 政則