あと出しジャンケンか、はたまた、チンピラの言いがかりか | 佐藤 政則「不易流行 -日本再生に向けて-」

佐藤 政則「不易流行 -日本再生に向けて-」

変わらぬ理念の実現を目指し、しくみを修正する。
実態に合わなくなった諸制度を見直し、日本国を良くすることを目指す、政治ブログです。

 近代国家は、領土、領海、領空を、保守管理している。外敵が侵入しないように見張り、万が一、外敵が侵入したら、直ちに排除する。そうやって、国民が安心して生活できる場を、保守管理している。短く言えば、統治している。

 市町村の合併、「町」から「市」への変更、「市」から「政令指定都市」への変更などの際に、地名が変更されるが、近代国家において、理由もなく、地名が変更されることはない。理由もなく、ころころ、地名を変更したら、統治しづらくなるからだ。

 1905年、日本は、「平穏に、かつ、公然と」、竹島を日本の領土に編入し、統治を開始した。そのころ、朝鮮半島を統治していた国は、大韓帝国と呼ばれる国だが、その大韓帝国の皇帝は、1900年に、勅令41号を出している(勅令とは、皇帝や国王などが出す命令のこと)

 日本国外務省ウェブサイトの、このページの第5段落と第6段落でも、紹介されているように、大韓帝国勅令41号には、「同国が、鬱陵全島と竹島(=竹嶼と呼ばれる小島のこと)、石島(ソクト)を管轄する」旨が、記載されている。

 後になって、「独島(ドクト)と石島(ソクト)の発音が似ているから、勅令41号に出て来る石島(ソクト)は独島(ドクト)を指すと、言い張ろう。そして、日本より5年早く領土に編入したと、言い張ろう」というのは、後だしジャンケンと言うよりも、チンピラの言いがかりである。

 「誰それの埋蔵金」が発掘された途端、「俺は、その誰それの末裔だ」と言い出すチンピラの主張と、竹島に関する韓国の主張は、どう違うのか。全く同じである。上品ではない私は、そう考えている。


神奈川県横須賀市にて
佐藤 政則