議会制民主主義を否定する、国民を見下した国会運営 | 佐藤 政則「不易流行 -日本再生に向けて-」

佐藤 政則「不易流行 -日本再生に向けて-」

変わらぬ理念の実現を目指し、しくみを修正する。
実態に合わなくなった諸制度を見直し、日本国を良くすることを目指す、政治ブログです。

 本日の早朝からずっと、インターネット環境から離れていたので、ギリシャ国会の選挙と、フランス国民議会下院の総選挙の結果が、気になっていました。なぜか、野田首相が、メキシコで、どんな発言をされているかは、あまり気になりませんが。

 神奈川の三浦半島に戻る途中、いつ以来か、思い出せないくらい久しぶりに、奈良に寄っています。阪神と近鉄の相互乗り入れによる、阪神の三宮駅と近鉄奈良駅間の直通電車に、初めて乗りました。

 2日前に倉敷で会った友人と、お互いまだ学生服を着ていた頃の夏休みに、国鉄時代の青春18きっぷで、奈良、京都、山陰などをぐるっと回った。奈良市の市街地を訪れたのは、「単に奈良市を通過した」などを除けば、そのとき以来かもしれない。

 今国会、第180回国会での、法案成立の率が、あまりに低い。物事には、順序というものがあるはずだが、いわゆる予算関連法案をほったらかしにしたままで、消費税法等改正法案に取り組んでいる。しかも、民自公の3党のごく一部の議員が、密室に集まり、非公開の場で結論を得て、その後、国会で採決をしようとしている。

 議会制民主主義を否定する国会運営に対し、国民は、もっと声を上げるべきではないか。「議論の中身を、隠すな、見せろ」と、声を荒げても非常識ではないくらい国民を見下した、国会運営である。


奈良県奈良市にて
佐藤 政則