妄言を言う者が、所有権移転登記の意味を理解するだろうか | 佐藤 政則「不易流行 -日本再生に向けて-」

佐藤 政則「不易流行 -日本再生に向けて-」

変わらぬ理念の実現を目指し、しくみを修正する。
実態に合わなくなった諸制度を見直し、日本国を良くすることを目指す、政治ブログです。

 反〇〇という言い方が、日本語にある。接頭語である"反"は、〇〇に反対する、〇〇を否定する、という意味で使われる。〇〇のところには、"政府"、"主流"、"体制"などが入ったり、具体的な国名が入ったりする。が、反暴力団、反海賊という言い方をする人は少ない。

 的確な表現が見つからないが、敢えて言えば、〇〇のところには、通常、それなりのものが入る。反対するのが当然であると認識されているものや、そもそも全否定されていると認識されているものは、あまり入らない。
なので、私は、「"anti-communism"の訳語である反共という語は、なんだか、日本語として、しっくりしないな」と、昔から思っている。

 ソ連共産党、中国共産党、同じくマルクス主義の流れを汲む朝鮮労働党が、思想とやらを掲げ、実際に行ってきたことは、専制政治である。
中華民国の中国国民党と、中国共産党は、内戦をし陣取り合戦をし、その結果、中国国民党は台湾を、中国共産党は台湾以外を、取った。

 中国共産党の中華人民共和国は、内政においては、専制政治を行い、外交においては、建国以来一度も統治をしたことさえない台湾を自国の領土だと、主張する。妄言である。
1945年10月に、敗戦国日本の台湾統治が終わり、台湾統治を引き継いだのは、中華民国である。中華人民共和国の建国時期は、1949年10月である。

 尖閣諸島に関し、日本が対峙している相手は、妄言虚言を平気で言う輩である。果たして、そういう者が、所有権移転登記の意味を理解できるだろうか。すぐにでも陸上自衛隊を配備すべきは、与那国島ではなく魚釣島である。


神奈川県横須賀市にて
佐藤 政則