相良牧之原ICを出て、相良バイパスを走って思ったこと | 佐藤 政則「不易流行 -日本再生に向けて-」

佐藤 政則「不易流行 -日本再生に向けて-」

変わらぬ理念の実現を目指し、しくみを修正する。
実態に合わなくなった諸制度を見直し、日本国を良くすることを目指す、政治ブログです。

 昨年の3月、事情があって、東名高速道路の相良牧之原ICと、その東隣りの吉田ICを、何度か利用した。吉田IC周辺は、幅の広い直線道路の両側に、大手資本のいわゆるロードサイド店が点在し「日本の地方都市において、よくある光景」、そういう印象を持った。

 相良牧之原ICで東名を降りて、南に向かうと、相良バイパスが伸びている。国道473号線のバイパスである。最初に、この道を通ったとき、「あれ、これって有料道路だったっけ」と思った。そう思うほど、立派な道路だったからであるが、有料道路ではなかった。無料の道路であったが、あまりに交通量が少ない。

 私が運転する車の前後に、一台も車が走っていない。まだ完成していない道路に、間違って進入してしまったのではないかと思ってしまうほど、走行している車が少ない。途中、相良バイパスのICの出口の道路上の左側に車を止め、しばらく、様子を見てみた。やっと何台か、本線を走る車を見かけて安心し、出口の道路を直進して、入り口の道路に入り、再度、相良バイパスに入った。

 このバイパスの旧道である国道473号線は、バイパスを作らねばならないほどに、交通渋滞が起こる道路なのだろうか。しばらく走って「ああ、そうか」と思った。そのまま南進すると御前崎があり、御前崎の西方に、中部電力の浜岡原発があることが、分かったからだ。

 昨日、御前崎市長選挙の投開票が行われ、現職の市長が当選し、3期目に入ることになった。原発に限らず何事も、依存し過ぎると、そこから抜け出すのは、容易ではない。
原発は、実にテロに弱い。単に技術論だけをするなら、自然災害から原発を守ることは、可能だろう。しかし、この世に住んでいるのは、技術者だけではない。


兵庫県姫路市にて
佐藤 政則