自由民主党は、立党宣言を忘れてしまったのか | 佐藤 政則「不易流行 -日本再生に向けて-」

佐藤 政則「不易流行 -日本再生に向けて-」

変わらぬ理念の実現を目指し、しくみを修正する。
実態に合わなくなった諸制度を見直し、日本国を良くすることを目指す、政治ブログです。

 明るい明日が見えず、暗い明日ばかり見えてしまう時代だからこそ、意見が大きく分かれるような事柄に対する態度を、はっきりと示すべきではないか。そういう思いで、最近は、歴史認識にかかわることなども、書かせていただいています。また、同じ思いで、過日、党費を支払い、自由民主党の一般党員になりました。

 と言っても、自民党が国民政党として及第点を取っているから、党員になった訳ではない。もちろん、政党の評価は、数値化できるものではないが、自民党は、100点を満点とするなら30点そこそこだろうと、私は感じている。決して、及第点ではない。
及第点ではないにも関わらず、なぜ、一般党員になったのか。1955(昭和30)年11月15日付けの自民党立党宣言の第2段落に、次の一文がある。

「今日の政治は、少なくとも十年後の世界を目標に描いて、創造の努力を払い、過去及び現在の制度機構の中から健全なるものを生かし、古き無用なるものを除き、社会的欠陥を是正することに勇敢であらねばならない。」

 創意工夫を怠らない。良いものは生かし悪いものは除く。そういう心構えで立党した党であるから、党員になった。決して、民主党を含む他党が、100点満点で10点も取れない党だからではない。つまり、消去法で決めた訳ではない。

 自民党さえ良くすることができない人が、自民党を飛び出して新党を作ったり、民主党を含む他党に入党しても、国を良くすることなどできない。なぜなら、国全体は、自民党内以上に、色んな考えを持つ人の集まりなのだから。私は、そう確信しています。


神奈川県横須賀市にて
佐藤 政則