何が主因なのか。問題解決の定石を忘れてはならない | 佐藤 政則「不易流行 -日本再生に向けて-」

佐藤 政則「不易流行 -日本再生に向けて-」

変わらぬ理念の実現を目指し、しくみを修正する。
実態に合わなくなった諸制度を見直し、日本国を良くすることを目指す、政治ブログです。

特別会計に関する法律46条
国債整理基金特別会計においては、各年度における国債の整理又は償還のために必要な金額を限度として、借換国債を発行することができる。



 困難な出来事に直面したとき、みなさんは、その出来事に、どう対応されるだろうか。困難な出来事が生じた原因を追及し分析し、主要な原因を突き止め、その原因に対して様々な働きかけをする。それが、一般的な対応だと、思う。

 借金が膨れ上がり、返済の期日が迫っても、返済のめどが全く立たない。このままでは、貸金業者が、怒鳴り込んでくる。そう思っていたら、貸金業者がやって来て、ニコニコしながら「君は、6か月ごとに、欠かすことなく利払いをしてくれている、ありがとう。期日が来ても、元本は返さなくていいよ。続けて貸してあげる」と、言った。
永遠に元本を返済せずに、永遠に利子を払う借り手は、貸し手にとって、カモである。ねぎを背負ったカモである。

 なぜ、財政赤字が膨れ上がったのか。何が、主要な原因なのか。国会議員の歳費が高いことが、主因なのか。一般職の国家公務員の給与が高いことが、主因なのか。消費税率が10%ではなく5%(地方消費税分を含む)であることが、主因なのか。

 なぜ、財政赤字の膨張という困難な出来事が生じた原因を突き止め、その原因に対して様々な働きかけをしないのか。問題解決の定石を、忘れてはならない。


神奈川県横須賀市にて
佐藤 政則