これ以上、民主党に外交上の失態を演じさせてはならない | 佐藤 政則「不易流行 -日本再生に向けて-」

佐藤 政則「不易流行 -日本再生に向けて-」

変わらぬ理念の実現を目指し、しくみを修正する。
実態に合わなくなった諸制度を見直し、日本国を良くすることを目指す、政治ブログです。

 前回の衆議院議員総選挙が行われてから、間もなく2年。その間、民主党の看板議員である鳩山由紀夫氏と菅直人氏が、首相を務めた。

 米国海兵隊普天間飛行場の辺野古移設をこじらせ、インド洋上でテロ対策活動を続ける米国やパキスタンなどの艦船への補給支援活動の期間延長を行わず、初期対応を怠り口蹄疫の広がりを押さえ込むことに失敗し、尖閣諸島沖の日本領海で違法に操業していた中国船籍の偽装漁船が海上保安庁の巡視船に当て逃げをするも、処分保留で中国人船長を帰国させ、2年続けて国政史上最大となる一般会計本予算を組み、2年続けて一般会計本予算において国政史上最大となる赤字国債を計上した。

 党の看板議員を首班に据えて、このていたらくである。小党が、反自民を主な理由として、合併を繰り返しても、政権担当能力がある政党は生まれない。もちろん、「自公政権は、及第点だった」と申し上げている訳ではない。

 本年9月7日に、中国船籍の偽装漁船による海保巡視船当て逃げ事件発生から1年が経ち、日本時間の9月9日に、サンフランシスコ条約署名から60年が経ち、9月11日に、東日本大地震発生から半年が、米国同時多発テロ発生から10年が、経つ。10月1日は、中華人民共和国の国慶節の日である。

 これ以上、外交でも失態続きの民主党政権が続けば、国益を損ね続けるだけではないだろうか。


兵庫県姫路市にて
佐藤 政則