雨が降らず、晴天が続き、水不足になると、テレビのニュース番組などで、"○○地域の水がめ"などと呼ばれるダムの貯水率が報道され、そのダムのダム湖が干上がりつつある様子が映し出される。その、干上がりつつあるダム湖の湖面に、太陽光パネルを設置することは、できないのだろうか。
以前、「晴れたら太陽光、雨が降ったら水力」と、書かせていただいた。私は、ダム湖の湖面に太陽光パネルが設置されている絵を思い浮かべて、そう書かせていただいた。なにぶん素人なので、通常の費用で、湖面に太陽光パネルを設置できるかどうか、詳しいことは分からないので、できると仮定して、書き進めます。
ダム湖面を利用すれば、新たに土地を取得する手間と費用を省くことができる。また、既存のダム式水力発電所に、太陽光発電の設備を併設すれば、送電網を新設する手間と費用を省くことができる。現在の技術では、ただでさえ、太陽光発電は割高である。省くことができる費用は、なるべく省くべきではないだろうか。
既存の水力発電所に太陽光発電の設備を併設し、時間帯や天候によって、水力と太陽光の組み合わせを調整し、平準化と最適化を試みることを、提案したい。
例の企業グループの代表が、自然エネルギー協議会というのを立ち上げて、現在、多くの地方公共団体が、浮き足立っている。「法律によって買い取り制にし、費用削減の努力をせずに一儲けしよう」という会社と手を組み、雇用と税収を確保しようということなのだろうか。
買い取り制は、費用の削減を目指して技術革新を推し進める動機を、確実に奪う。技術革新を推し進める他の国は、一歩前に進み、日本の相対的な国力は、低下する。前述の協議会は、この国の将来に対する関心が低い者の、集まりである。
神奈川県にて
佐藤 政則