「菅降ろし」をしただけでは、単に道半ばである | 佐藤 政則「不易流行 -日本再生に向けて-」

佐藤 政則「不易流行 -日本再生に向けて-」

変わらぬ理念の実現を目指し、しくみを修正する。
実態に合わなくなった諸制度を見直し、日本国を良くすることを目指す、政治ブログです。

 今のご時世、4年というのは長い、あまりに長い。衆議院議員の任期が4年であることに関して、最近、つくづくそう思う。任期は、2年ぐらいが良いのではないかとも思うが、憲法の規定なので(憲法45条)、そう簡単には変更できない。

 菅直人首相を、どうやって辞任させるかという「菅降ろし」が、全く進んでいない。私は、民主党という組織は解体されるべきだと思っているので、「菅降ろし」をしただけでは、単に道半ばであると、考えている。民主党という組織は、反自民ということを主な理由として、小さな政党を寄せ集めて結党しているが、反自民というのは、「政治上の主義若しくは施策への反対」ではない

 政治資金規正法における政党の定義は、細部を端折って申し上げれば、「政治団体のうち、その政治団体に所属する衆議院議員又は参議院議員を五人以上有するもの」である。
そして、政治資金規正法における政治団体の定義は、同じく細部を端折って申し上げれば、「政治上の主義若しくは施策への支持や反対を、目的とする団体」や「特定の公職の候補者への支持や反対を、目的とする団体」である。

 反自民ということを主な理由として、寄せ集められた組織を、政治資金規正法上の政治団体と呼ぶのは、無理がある。それが、民主党という組織は解体されるべきであると申し上げている、唯一の理由である。

 反自民という程度のゆるいくくりの団体を政党と呼ぶから、閣内不一致が常態である内閣が、平然と続く訳である。今のままでは、そんな内閣が、4年間、続くことになる。衆議院議員の任期は、2年ぐらいが良いのではないかと考えている。


神奈川県にて
佐藤 政則