「3年後、5年後、我が町はこんな感じになるんだな」 | 佐藤 政則「不易流行 -日本再生に向けて-」

佐藤 政則「不易流行 -日本再生に向けて-」

変わらぬ理念の実現を目指し、しくみを修正する。
実態に合わなくなった諸制度を見直し、日本国を良くすることを目指す、政治ブログです。

 今週は、投稿が滞り、申し訳ない限りです。日常生活において、思いも寄らない出来事と申しましょうか、気が滅入るような出来事があり、ここ数日は、インターネットへの接続すら、ほとんどしない状態でした。
加えて、前回の投稿で言及しました「電気事業者による再生可能エネルギー電気の調達に関する特別措置法案」という馬鹿げた法案が、国会に提出された日付が、4月5日であることを知り、一層、気が滅入りました。

 新たな利権を得ることができそうならば、これほどまでに俊敏に作文をして、法案を国会に提出する能力を、官僚は有している訳である。この省の官僚だけに限ったことではないので、どの省だとは、あえて書かない。3月11日に、大地震と大津波と原発事故が発生し、大混乱の中にあっても、利権のためならば、こんなに迅速に法案を提出する能力をお持ちである。なぜ、こんなに迅速に法案を提出する能力を、国家国民のために、特に、被災された国民のために、使っていただけないのだろうか。

 官僚が中心になって、しっかりとした都市計画を迅速に決定できるように、法整備をする。そして、県や市町村が中心になって、地域住民や専門家と共に、迅速に都市計画を決定する。
「3年後、5年後、我が町はこんな感じになるんだな」、被災された方々が、強くそう思うことが、次の行動につながっていく。皆が強くそう思うことが、地元企業の投資意欲を支援することになる。

 官僚は、そういうふうに国政を動かそうと思えば、動かすことができる。が、現実を見れば、利権の匂いがしない仕事には、ご興味が無いようである。そうでなくても、充分、気が滅入っている私は、ますます、気が滅入ってしまった。ケセラセラ、今は、そんな気分です。


神奈川県にて
佐藤 政則