カリフォルニア州ほどの広さの中に、50基以上が稼働中 | 佐藤 政則「不易流行 -日本再生に向けて-」

佐藤 政則「不易流行 -日本再生に向けて-」

変わらぬ理念の実現を目指し、しくみを修正する。
実態に合わなくなった諸制度を見直し、日本国を良くすることを目指す、政治ブログです。

 先々月に、今、住んでいる所に越してから、時々、路線バスを利用している。思えば、学生の頃に通学で利用して以降、あまり、路線バスに乗ることはなかった。そのせいか、路線バスに乗ると、学生だった頃のことを、思い出すことがある。

 学生の頃、一年半ほど、米国ハワイ州の州都、ホノルルで過ごした。ホノルルがあるオアフ島は、そう大きくない島だけど、米国だからか、フリーウェイもあり、車中心の町である。太平洋の真ん真ん中の小島なのに、多くのガソリン車が行き交い、ワイキキ地区には、高層のホテルが、軒を連ねている。また、冬でも、そう寒くならないのに、蛇口をひねれば、一年中お湯が出る。

 渡航当初は、それらが不思議でならなかった。オアフ島は、大雑把に言えば、軍と観光の島である。軍事的な重要性を考えれば、米国本土から物資を大量に送り込んで、太平洋の真ん真ん中の小島に、米国流の街を造ることは、意味があるのだろう。話は逸れるが、米国にとって、オアフ島に基地があることが重要であるように、日本にとって、沖縄本島に自国もしくは同盟国の基地があることは重要であると、私は考えている。

 オアフ島には、もちろん電車はなく、公共交通機関はバスがあり、毎月、定期券を買って、よく利用した。今はどうなっているか全く知らないが、当時は、バス停に時刻表などなく、「待ってりゃそのうち来るはずだ」という感じで、ある意味、のどかだった。裸足でバスに乗ってくる少年少女も、たまに見かけたが、今はどうなっているのだろう。

 よくよく考えてみれば、日本列島だって、位置こそ、太平洋の真ん真ん中ではないが、はるか遠方から、ホルムズ海峡を通って原油を運び込み、ガンガン、ガソリン車を走らせている。
そして、カリフォルニア州ほどの広さの中に、50基以上(クリック後、5ページ目を参照)の原子炉を稼働させている。


神奈川県にて
佐藤 政則