あの夏のあの総選挙で、よく確認せずに投票をしたツケ | 佐藤 政則「不易流行 -日本再生に向けて-」

佐藤 政則「不易流行 -日本再生に向けて-」

変わらぬ理念の実現を目指し、しくみを修正する。
実態に合わなくなった諸制度を見直し、日本国を良くすることを目指す、政治ブログです。

 前回の投稿では、たまたま、千島列島を例に挙げて、あえて、原理原則だけを書かせていただいた。もちろん、人の世の出来事が、そういう原理原則に従って起きている訳ではないことは、百も承知している。

 ソ連の本音は、「あなたが隙を見せたから、勝手に入り込んだんだ。非があるのは、隙を見せたあなたでしょ。今回は、たまたま、私が入り込んだだけ。私が入り込んでいなければ、別の誰かが、入り込んでいただろう」、そんなところか。

 相手の隙を見つけては、それに付け込むことを繰り返し行う人は、思いの外、多い。そういう人に、いくら正論を伝えても、伝わらない。だからといって、原理原則を確認し、正論を言うことに、意味が無いとは思わない。

 今は、何が起きても不思議ではないような世情である。原理原則など、お構いなし、相手の隙を見つけては、それに付け込むことを繰り返し行う人が、内閣総理大臣を務めないとも限らない。
万が一、千が一、百が一、十が一、そういう状況になったときに、原理原則を押さえた上で、対処しなければ、底なし沼でもがいているようで、状況を正常化させることは、ますます難しくなる。

 ひょっとすると、既に、そういう状況になっているのかもしれない。2年前の夏の、あの総選挙で、よく確認せずに投票をしたツケは、あまりに大きい。


兵庫県姫路市にて
佐藤 政則