原子力の専門家の意見は、首相官邸に届いているのか | 佐藤 政則「不易流行 -日本再生に向けて-」

佐藤 政則「不易流行 -日本再生に向けて-」

変わらぬ理念の実現を目指し、しくみを修正する。
実態に合わなくなった諸制度を見直し、日本国を良くすることを目指す、政治ブログです。

 昨日は、寒さのせいか頭が痛く、思うように動けませんでしたが、図書館に行ったり、公衆無線LANに接続したりして、情報収集をしておりました。こういう状況だから、余計にそうなのか、行く先々で、身勝手な行動をする人々に出くわし、砂を噛むような思いを何度となく、しました。

 私は、物心ついた幼少のころからずっと、「人とは、なんと身勝手で理不尽な生き物なのだろう」と思って、過ごして参りました。子供を形容する語に、"無邪気な"という語がありますが、私は、保育園に通い始める前から、無邪気という語とは無縁でした。もちろん、子供らしく無邪気を演じるべき場面では、無邪気を装い、要らぬ摩擦を生じさせないようにする術は、持ち合わせておりました。

 なので、「どの社会においても、身勝手な行動をする人は、一定以上の割合で存在するものであり、それは避けられないと」と思って生きている。それでも、昨日、経験したことは、今が非常時だと、改めて感じさせるのに充分な出来事でした。

 本日は、別の友人に会い、情報交換をする予定です。電源を確保し、冷却装置を100%復旧させ、稼働させても、「水素爆発を起こし、現に放射性物質が飛散し続けている現状」に、100%対応できるかどうか。ずっと、懸念を持ち続けていますが、その懸念を減じてくれる情報に、全く出会わないです。

 昨日、日経新聞電子版に、「熱交換器が正常に作動すれば、2-3日で冷温停止に持っていける」という記事があり、読んだ(*)。冷温停止していない原子炉全てを、そうさせることはできないのか。世界中の専門家の知恵を集めても、冷温停止させることはできないのか。

 情報収集を続けます。


神奈川県にて
佐藤 政則


(*)
記事の題:「福島第一、原子炉冷却へ総力戦 真水注入に切り替え」
配信日時:3月25日21時42分