たしかに、政府の対応には、後手に回っていると言わざるを得ない動きが、多々見られるが、前回の衆議院議員総選挙において、「集合体としての日本国民」は、民主党政権を選択した。
土砂や泥やがれきの下で、寒さと飢えに耐え、もうろうとして意識を失いかけながら、救助されることをひたすら待っておられる方々が、多数おられる。
阿鼻叫喚の地獄の中で、無念のまま亡くなられ、収容されることをひたすら待っておられるご遺体が、多数ある。今は、そういう時期である。
ジョン・フィッツジェラルド・ケネディ第35代米国大統領は、大統領就任演説の中で、"Ask not what your country can do for you, ask what you can do for your country."「国があなたに何をしてくれるかではなく、あなたが国に何をすることができるかを、考えてください」と、呼びかけた。
日本人は元来、演説下手なので、引用され尽くされた感のある、ケネディ元米国大統領の有名な一節を、あえて、引用させていただいた。
今この瞬間、我々日本人は力を合わせ、将来の日本の土台を作っている。
少なくとも6月末までの四半期余りの間は、超党派で、つまり、党派を問わず話し合い、被災者支援とご遺体の収容、そして被災地の復興に向けて、皆の思いと力を合わせていきましょう。
兵庫県姫路市にて
佐藤 政則