佐藤派、田中派の流れを汲む大物国会議員が、ようやく起訴された。佐藤派、田中派と言えば、造船疑獄、ロッキード事件、東京佐川急便事件、日本歯科医師連盟事件などなどを、思い出す。
また、リクルート事件の捜査が進む中、竹下登氏が首相退陣を表明した翌日に、竹下氏の元秘書が自殺されるという出来事もあった。急いで、誰にも語らず墓場まで持っていかなければならないことが有ったのだろうか。
特別職の国家公務員でありながら、こっそりと大きな額のお金を受け取って、「政治にはカネがかかる。私腹を肥やしてはいない」などと言った者もいた。
英語圏のマスコミの多くは、小澤一郎氏を"power broker"と呼んで、この件を伝えている。ブローカーとは、自ら何かを作ったり貸したりせず、仲介やあっせんをする者である。私は、自ら政策の基本計画を立案しない国会議員は要らないと、思っている。