昨日、所用があって、大阪府の東部、京都寄りにある枚方市に行って参りました。人、人、人、車、車、車。疲れました。こんなに多くの人が、毎日、どんどん移動している。己を省みて、人の流れというか、時流についていけていないなぁと、思った。
そういう私も、5年前の春から、一応、携帯電話機を持っている。携帯電話機が普及し始めた頃は、「私は絶対に、あんな物は持たない」と公言する有名人が、少数ではあるがおられたので、心強かった。が、大口の広告主の望まぬ発言をすることは憚られるのだろうか、いつしか、有名人がそういう発言をするのを、見かけなくなった。流れに抗しきれず、なぜ持たないのかを説明することの煩わしさに負け、私も、手にすることにした。
そういう私でも、様々な広告や記事を見て、これ便利だなと思うことが、たまにある。そんな時でも、「もう既に、充分便利だ。これ以上、便利さの階段を上れば、確実に、何か大切なものから離れていってしまう」、そう感じる。
複雑すぎる法律や諸制度の中で、便利すぎる製品やサービスがあふれている。問題や弊害があろうと、ひたすら便利さを求める現代人の姿を見て、そういう宗教なのではなかろうかと、思うことがある。時流には、これからも、ついていけないが、世の動きは、なるべく見ていくようにします。