今、大地震が起きれば、自衛隊は即応できるのか | 佐藤 政則「不易流行 -日本再生に向けて-」

佐藤 政則「不易流行 -日本再生に向けて-」

変わらぬ理念の実現を目指し、しくみを修正する。
実態に合わなくなった諸制度を見直し、日本国を良くすることを目指す、政治ブログです。

 今年は、地震が多い。世界において、大地震が発生し、震災により多くの方々が亡くなられている。日本は、環太平洋造山帯に位置している。また、日本列島の周辺には、日本海溝など、いくつかの海溝がある。太平洋プレートとフィリピン海プレートが、日本列島に向かって漸進しているそうである。

 日本は、そういうところに位置しているのに、高層ビルを次から次に建ててしまっている。しかも、埋め立て地にも、どんどん建てている。大地震が発生して、たとえ全壊半壊にならなくても、地震後において耐震基準を満たさなくなっていれば、場合によっては、解体しないといけない。余震が来たら傾くかもしれない高層ビルを、どうやって解体するのか。「今さえ良ければ、自分さえ良ければ、それで良い」という発想を、してしまっていないか。

 前置きが、長くなった。
家畜伝染病が発生しても、それが危機なのかそうでないのか、じっくり数週間かけないと判断できない方々が、政権を運営している。今、日本で、大地震による大震災が発生すれば、自衛隊は、すぐに機動的に動けるのだろうか。道路が寸断され、空港や港湾施設の機能が制限されてしまったときに、どの部隊をどこに派遣し、どうやって国民の命を守るのか。
そういうことを決断し指示を出すことが、今、政権を運営している方々は、できるのだろうか。

 収入が減れば、支出を減らす(=生活レベルを下げる)のが、日本人の常識だと思うが、税収が減った分、赤字国債を増発して、さらに子ども手当を配って、何の疑義も感じないような方々が、政権を運営している。
危機管理どころではない。