海兵隊普天間飛行場と、成田空港 | 佐藤 政則「不易流行 -日本再生に向けて-」

佐藤 政則「不易流行 -日本再生に向けて-」

変わらぬ理念の実現を目指し、しくみを修正する。
実態に合わなくなった諸制度を見直し、日本国を良くすることを目指す、政治ブログです。

 「何々、反対(はんたーーーい)」と叫ぶ大規模な集会が、週末などに開かれているのを、テレビなどで見ることがある。旗やのぼりや横断幕が、テレビに映る。その旗やのぼりや横断幕をよく見てみると、団体の名前が書かれているものもある。たいてい、同じような団体の名前が、書かれている。今は、週末と言えど、お仕事をされている人は多い。なのに、週末にこれだけの数の人が集まる。団体の名前を、もう一度確認して、「あぁ、そういうことか」と思う。そういうことである。

 若い人の中には、ご存じない人もおられるかもしれないけれど、成田空港の建設計画が決まり、空港を建設し、開港し、今に至るまで、成田空港の存在に反対しておられる人がいる。昔、三里塚や津田沼での集会の様子が、テレビで流されていた。ヘルメットとサングラスとタオルを、取り除けば、成田の問題の基本的な構図と、普天間の問題のそれは、少し似ているのかもしれない。
済し崩し的に物事を進めていては、30年経っても40年経っても、問題は解決しない。なので、巷でタブーと言われていることに、あえて触れた。

 日本の『資産』を見てみると、領土は狭く、天然資源は豊かではないが、金銭の資産や人的な資産は、豊かである。悪いことをする人は、まず、お金を盗む。物を盗んだり、土地を奪うのと比べれば、手間がかからない。

 お金を持っている国は、国防をおろそかにするべきではない。国防をおろそかにすれば、結果的に、外交をもおろそかにすることになる。