危機管理。不測の事態が起きた時に、即応することである。ハイチ地震の時から、既におかしかった。マスコミ報道でしか情報を得るすべのない一般人である私でさえ、マスコミ報道を見て、少なくとも発振から72時間以内に、救助の先発隊をハイチに送るものと思った。けれど、3日経っても4日経っても、政府は人を派遣しない。日本赤十字社のほうが、対応が速かった。
常在戦場。一旦ことが起きれば、戦場でないところが一瞬で戦場になるのだから、戦場にいなくても、戦場にいるのと同じ緊張感を持つ必要があるということである。
ここ数年、蜜蜂の減少が、報告されている。また、変異して致死率が高くなるに至っていないが、昨年来、新型インフルエンザが流行している(2月以降は、月別死亡者数は10人未満になって落ち着いてきている)。
そして、韓国や中国で発生が報告されていた、口蹄疫ウイルスの家畜への感染が、日本でも報告されて、一気に感染が拡大している。
私は、畜産や伝染病などについて詳しい知識や情報を持ち合わせていないので、あくまで素人の意見を申し上げることしかできないが、不測の事態がおきているのに、地方自治体である宮崎県が孤軍奮闘していて、中央政府は、様子見しているようにしか見えない。
不測の事態が起きた時は、権力を与えられている者は、その権力を行使して緊急事態に即応しなければならない。現職の内閣総理大臣が、普天間飛行場移設問題や今夏の参議院議員通常選挙のことで、頭がいっぱいになっていないことを、むなしく祈るばかりである。