休日のお昼すぎ、
少し時間ができたので、
近くのスーパーへ行ってきました。
お天気がよくて、
歩いているだけで、
なんだか気持ちがよかったです。
せっかくのお休みだから、
今夜は少し、
美味しいものを作ろうかなと思いました。
そんな軽い気持ちで、
私はお店に入ったのです。
かごを手に取り、
お野菜コーナーへ向かいました。
トマトが美味しそうで、
キャベツも大きくて、
つい、いろいろとカゴに入れていきました。
お肉のコーナーでは、
ちょっといい牛肉が目に入り、
それもカゴへ。
調味料の棚では、
新しいドレッシングを見つけて、
これも、とカゴに入れました。
こういうお買い物って、
本当に楽しいですよね。
カゴの中に、
小さな楽しみが少しずつ増えていくような、
そんなワクワク感があります。
けれど、
問題は、ここからです。
レジを済ませて、
商品を袋詰めしようとしたとき、
私はある異変に気づきました。
それは、
『圧倒的な重量感』
でした。
あれ、
こんなに重かったっけ。
そう思いながら、
エコバッグに買ったものを詰め替え、
持ち上げてみたのです。
すると、
私の腕から、
「きゅっ」と小さな音がしたような気がしました。
気のせいであってほしいと願いながら、
もう一度、
ぐっと持ち上げてみます。
やっぱり、重い。
予想をはるかに超える重さでした。
これは、
単なる買い物袋ではありません。
人によっては、
ちょっとした罰ゲームのような、
そんな重さなのです。
家までの道のりは、
いつもなら、
歩いて十分ほどの距離です。
お気に入りの音楽を聴きながら、
のんびり歩く、
大好きな時間のはずでした。
けれど、
今日の私は違いました。
一歩進むごとに、
腕がじわじわと悲鳴を上げます。
右で持っては、
「これはいけない」と左に持ち替え、
左が限界になると、
また右に戻すという、
謎の行進が始まりました。
途中、
電信柱のところで、
思わず立ち止まってしまいました。
私は、
なにをやっているんだろう。
ただ、
晩ご飯の材料を買って帰るだけなのに。
まるで、
過酷な修行をしているような気分になってきました。
こういうとき、
人間の体って、
本当によくできていますよね。
限界を超えると、
笑えてきちゃうんです。
街の景色が、
いつもより少し遠くに見えました。
すれ違う人たちは、
みんな軽やかに歩いているのに、
私だけが、
大荷物を抱えた戦士のようになっています。
もし、
この姿を誰かに見られたら、
ちょっと恥ずかしいかもしれないなと思いました。
そう考えると、
なんだかおかしくなってきて、
一人でニヤニヤしながら歩いてしまいました。
ようやくの思いで家にたどり着き、
玄関のドアを開けたとき、
私は心からほっとしました。
荷物を床に置いた瞬間、
腕の力が一気に抜けていきました。
あぁ、
生きて帰ってこられてよかった。
本気でそう思いました。
いつも何気なくしているお買い物ですが、
思った以上に、
自分の体力を使っていたんだなと気づかされます。
便利なお店が近くにあることや、
こうして重い荷物を自分で持って帰れること。
そういう日常の当たり前のことが、
実はすごいことなのかなと思いました。
こういう時間って、
終わってみれば、
いい運動になった気もします。
でも、
次は、
もう少し計画的に買おうと心に決めました。
一度にたくさん買いすぎると、
帰りが大変なことになるという、
いい教訓になりました。
みなさんは、
お買い物で、
うっかり買いすぎて大変だった経験はありませんか。
こういう小さなハプニングも、
たまには、
おもしろい思い出になるのかもしれません。
また今度、
お天気のいい日に、
今度はもう少し控えめの荷物で、
のんびりお出かけしたいなと思いました。