2024年5月18日~5月26日 日本青年館ホール公演
●舞台「サイボーグ009」 演出/植木豪 脚本/亀田真二郎
たまたまネットで「音波みのり」で検索したら、この公演がヒットしまして、ちょうど東京宝塚劇場に行く時とタイミングがあったので、ローソンの先行で申し込んだら取れました。
宝塚OGの七海ひろき主演で、私の推しだったはるこちゃんこと音波みのりも出るので楽しみなんですが、「サイボーグ009」は知ってますが全く見たことはないので、果たしてその世界に入り込めるのか?理解できるのか? キャストを見てもOG以外は、知らない役者さんばかりなので楽しめるのか??
5月25日17時公演、1階1S列(最後列)で観劇。
世界中に戦争を引き起こし、兵器を売りつける謎の組織「黒い幽霊団(ブラック・ゴースト)」に誘拐され、最強の兵士=兵器であるサイボーグに改造されてしまった少年・島村ジョー。
世界各地から集められ、同じように改造された8人のサイボーグ戦士達とともに反旗を翻し、襲い来る黒い幽霊団の刺客に立ち向かうーー。
物語は至極簡単なようです。
オープニングから映像と派手なアクションや照明など、さっきまで観てた宝塚とは全く違うことに圧倒されましたが、最初はそれぞれのキャラクターの特性や個性を現したアクションの連続で、いつになったら物語が進むのか?と思いながら見てると、中盤あたりから急にミュージカルになり、主人公の島村ジョーが施設で知り合った兄弟との話になり、その兄弟が敵対するサイボーグ0010になっていて、彼らを救うために戦い、結局はボスキャラは倒せずに終わります。
うーん、なんだか舞台「サイボーグ009」というより、ショー「サイボーグ009」って感じで、内容は感動できるかのように持って行きますが、さほど内容はないなと思ってしまいました。それは私がこの原作を全く知らないのもありますし、宝塚のように知ってる生徒がほとんどで感情移入しやすい状況とは違うのもあるのかも知れません。
島村ジョーを演じた主演の七海ひろきはカッコよかったし、フランソワーズ・アルヌールのはるこちゃんも可愛かったです。天華えまも声だけ。ただそれだけで終わってしまったし、何より作品自体が1時間半チョイしかなく、これで12500円は高いなぁ。パンフも2500円って!
この公演を観る前に花組の「アルカンシェル」を観ましたが、駄作なもののトップコンビの個性とフィナーレがあるから観れる作品になってましたし、パンフも1000円でS席9500円で3時間は安いと後から思ってしまいました。
OGの舞台は宝塚に関係するイベント公演を観るだけにしてたので、今回はただはるこちゃんを観たさにコレを観ましたが、やっぱりOGは宝塚関連のイベントだけでエエかなと・・・。
終演後にスペシャルパフォーマンスとして、撮影可能なイベントがありましたが、これも最後列では資料映像みたいになってしまって、あんまり意味がなかったな。
それと開演前から前列にやたらとテンション上がってる女性の三人組がいまして、その会話が聞きたくもないのに聞こえてきて、その内容の薄さにも「なんだかなぁ」と思い、さらにその三人が席を間違えていて私の右隣に並んだもんだからもう最悪でした。それも公演を楽しめなかった一因かなと思います。
なのでカーテンコールもあったようですが、新幹線の時間もあったのでさっさと退場しました。