祇園花月 2024年5月13日 | 続アメマのおとしもの

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ちょうど二ヶ月ぶりに祇園花月本公演観劇です。

 

 

前半分ぐらいがなんとなく埋まってる感じで、全体の3~4割ぐらいで平日の祇園にしたら入ってましたね。

 

5月13日12時開演、さ列で観劇。

※新喜劇ネタバレ注意。

●ダブルヒガシ

前にも見た「おべんとうばこのうた」で、割と年配層の客でしたが受けてました。

 

●藤崎マーケット

「楽しいもの」を題材に、ETCぼ料金所でギリギリに上がるバー、新喜劇のオープニングのカップルなどで笑わせました。一世を風靡した「ラララ、ライ」もちょっとやったりしましたが、もう普通のネタでも十分に笑えます。

 

●スーパーマラドーナ

お馴染み「借金取り」ですが、受けるので5分では収まり切れずでやや持ち時間をオーバー。

 

●ギャロップ

タクシーの運転手と、幽霊との掛け合いが絶妙。

 

●NON STYLE

新幹線のグリーン車でさらに快適に過ごせるサービスという、ちょっとイカレタ石田に笑えます。

 

●笑い飯

うーん、さほど面白くもなかったですね。ていうか、ネタのパンチが弱いんですよ。

 

●西川のりお・上方よしお

毎回同じネタですが、これは中毒みたいなもんで、聞くと安心する(笑)。5分押してたので、短めにやってました。

 

 

◆祇園吉本新喜劇「店じまい、させるまい!?」 作・演出 稲見周平

【出演】

ラーメン屋の大将・・・吉田裕、旅館の主人・・・内場勝則、内場の娘・・・島田珠代、借金取り・・・中條健一・千葉公平、1年ぶりに再会するカップル・・・伊丹祐貴小林ゆう、10年ぶりに再会するカップル・・・多和田上人咲方響、50年ぶりに再会するカップル・・・青野敏行未知やすえ、旅館の客・・・音羽一憲岡田直子重谷ほたる

【舞台】

祇園旅館の前にあるラーメン屋の屋台。

 

【あらすじ】

吉田は父から受け継いだラーメン屋を営むが、客が減ってしまい、さらに借金もしていた。その借金取りが来るが、返済できるお金がないため、店を閉めることになる。

そこへ次々とこのラーメン屋の屋台で再会を約束したカップルが来て、なかなか店を閉めることが出来ない。ついに今度こそ閉めることになるが、旅館の客だった三人はグルメの覆面調査員で、吉田のラーメンを評価していた。そうなると店が繁盛し、借金も返せると喜ぶ吉田だったが、吉田が店を閉めることになったので、旅館の内場は他の人に屋台の場所を貸すことにしてしまったのでした。

 

【雑感】

物語としてはちょっと今までにない展開で良かったんですが、今の新喜劇の悪い癖の「登場した座員いじり」が毎回多く、特に幕開きでコレと珠代のネタだけで15分ぐらいあって、ちょっとウンザリ。

珍しくゆうちゃんや響ちゃんは二景から、やすえさんは三景からの登場でしたので、物語への展開に期待を持たせた割には、さほどドラマチックな展開にはならず。それに借金取りが意外に聞き分けがいいのに、なぜか強引に人質ネタを持ってくるのには無理がありました。まぁそこらを省いてしまえば、30分で解決してしまいますがね(笑)。

吉田裕が芯で回しをしたので、内場さんがボケまくるスタイルが面白く、そこだけで満足できるお芝居だったなと。タマが最後に出トチリしてましたがね(笑)。千葉は中條とニコイチで、ちょっと物足りない感じ。

川畑座長時代にもよくあった三組の同じパターンの繰り返しでしたが、祇園の少ない人数の割には良かったと思います。祇園もBSの中継が入ってからは毎週座長回ばかりで、実験的なお芝居が減ってしまったのが残念です。

 

平日の祇園にしたら客も入ってた方なんで、全体的にはよく受けてました。