2.25奥重裁判新喜劇~それでも僕はやってない~ 2024年2月25日 | 続アメマのおとしもの

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吉本新喜劇座員総選挙2023において、第15位にランクインされた奥重敦史。誰もが「なんで?」という疑問が沸きました。さほど人気もないし、かと言って出番も多い訳でもない・・・なのに何故15位!?

そこで不正疑惑の疑いが出ての、今回のイベントであります。

 

 

 

吉本新喜劇セカンドシアター 2月25日19時30分開演、H列で観劇。

●2.25奥重裁判新喜劇~それでも僕はやってない~ 作・演出 玉井聡司

【出演】

被告人(高井の後輩)・・・奥重敦史、弁護人(うどん屋の主人)・・・高井俊彦、高井の彼女・・・未知やすえ、うどん屋の客・・・伊賀健二・筒井亜由貴小林ゆう、吉本組組長・・・島田一の介、同組員・・・アキ・中條健一、警察署長・・・今別府直之、警官・・・清水啓之森田まりこ、痴漢・・・けんたくん、痴漢に遭う女・・・五十嵐サキ

 

【舞台】

公園にあるうどん屋の屋台。

 

【あらすじ】

まずは幕前で、被告人の奥重が登場し、新喜劇総選挙での不正疑惑が告発され、弁護人の高井が奥重の判決は、これからやる新喜劇の奥重の活躍を見て判断して欲しいと言い、新喜劇の幕が上がる。

 

うどん屋の主人の高井の後輩の奥重は、働きもせず遊んでばかりいる。そこへ高井の彼女のやすえが来て、最近自分に弟がいたことが分かり、その弟が働きもせずブラブラしているので、高井にうどん屋で雇って欲しいと頼むが、その弟こそ奥重だった。そうしないとやすえは高井と結婚できないと言う。

うどん屋で働くことになった奥重だがまじめに働かず、自転車泥棒や痴漢、それに麻薬の密売人と次々に疑いをかけられて問題を起こして、警察に連れていかれてしまう。

しかし自分に罪はないと警察から逃げて来た奥重は、麻薬の密売人が警察署長と吉本組だと知る。それを警察に通報しようとするが、やすえをヤクザに人質に取られてしまう。だがやすえのブチギレで署長やヤクザは捕まり、奥重の罪は晴れて、無事に高井とやすえは結婚できるが、自転車泥棒は奥重がやったことがバレるのでした。

 

【雑感】

昨年の10月頃から早々にこの公演が告知され、前売もかなり早い段階からやったおかげで、ほぼ満席となってました。奥重人気なのか、この公演に興味を持った人が集まったのか、無理やりチケットを買わされたのか、どれがホントなのか分かりませんが、私個人は二番目の理由での観劇です。

序章で裁判のシーンから始まり、かなり面白い始まり方だったので期待しましたが、イザ開幕すると普通の新喜劇で・・・。私は勝手にガキ使の裁判みたいに、被告人奥重を中心に弁護人の高井や、他の座員が奥重の不正の悪行を暴露して、それを再現する芝居なのかと思ってました。そして我々観客が陪審員となって、判決を下すと。判決を下すのは観客の投票でしたので、ここは裁判新喜劇でしたが、肝心の公園のうどん屋の屋台を舞台にした新喜劇が、回しは高井が頑張ってるものの、奥重はややグダグダで。割と豪華メンバーの芝居なのに、個人ギャグのオンパレードでは、普段と一緒やん。

田原俊彦のモノマネも長いし、伊賀の新幹線ネタの子供参加もイラン。結局は次々登場した座員をいじるネタの連発で、今の新喜劇の一番アカンところ。

さらに私の隣席のジジイの口臭が気になるし、後ろの席の子供はずっと咳してるしで、途中からかなりテンション下がりました。

イベント系の新喜劇だしセカンドシアターなんで、もっと冒険したモノをやらないと、これでは意味がありません。

 

そして最後に観客の投票で有罪となり、その刑も観客全員で「奥重、もっと頑張らんかい!」と罵倒するだけってなんやねん(笑)。企画としては面白かったけど、内容をもうちょっと考えて欲しかったですね。