セカンドシアター新喜劇 2022年7月24日 | 続アメマのおとしもの

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今回は伊丹祐貴と松浦景子のリーダーで、メンバーもなかなか良さそうでした。しかしまたもや夜勤明けだし、しかも前日にうちの母親が玄関で転倒して骨折で入院・・・。どうしようか迷いましたが、入院してくれた方が安心なので出かけることに。しかし愛犬マルを一人ぼっちにするのは可愛そうなので、甥っ子に託しました。

 

 

 

セカンドシアターのTwitterで、鮫ちゃんが呼び込みをしてるとのことでしたので、楽しみに待っていたら、やっぱり出てきてくれました♪   私が「総選挙の投票してますよ」と言うと、「キャー!嬉しい!バスツアー行きましょ~!」。ホント、いつまでも鮫ちゃんは可愛いです。

 

 

吉本新喜劇セカンドシアター 7月24日16時開演、E列で観劇。

客の入りは8列ぐらいまでは入っていて、私が行ったセカンドシアター新喜劇の中では一番入りが良かったと思います。そしてやはりけっけが出てるからか、お団子頭の女の子が多かったですね。

●セカンドシアター新喜劇「お嬢様に踊らされる弟!?」 作・演出 藤原和博

【出演】

花月旅館の若旦那・・・瀧見信行、その弟(大学生)・・・伊丹祐貴、旅館の板長・・・吉田裕、新入りのアルバイト(松浦財閥のお嬢様)・・・松浦景子、その執事・・・もりすけ、NGKホテルグループの社長・・・岡田直子、その秘書・・・大黒笑けいけい、金融屋・・・タックルながい。レイチェル、芸能事務所の社員・・・鮫島幸恵大塚澪、旅館の客・・・野崎塁曽麻綾

※もじゃ吉田休演により、野崎塁が代役。

 

【舞台】

花月旅館のロビー。

 

【あらすじ】

亡くなった父の跡を継いで、旅館を経営する信行は。やる気がなく毎日遊び呆けて、借金300万円まで作る始末。そんな兄を見て弟の祐貴は軽蔑し、大学生でありながら旅館の手伝いをし、自分の夢である俳優になることを諦めていた。

そこへ新入りのアルバイトとして、松浦財閥のお嬢様の景子が執事のもりすけとともにやってくる。景子はバレリーナになりたい夢があるが、父親に反対されて家を出てしまい、お金がなくてここでバイトをすることにしたが、世間知らずで言葉遣いもきちんとできない。祐貴は採用を反対するが、兄はOKを出す。

信行の「NGKホテルグループと業務提携しれば、借金は返せる」の呑気な言葉に、祐貴はますますいら立つ。そこにNGKホテルグループの社長の岡田直子が来るが、景子は旅館荒らしと間違えて怒らせてしまい、業務提携の話はなくなってしまう。

借金を返すあてがなくなってしまったところに、祐貴に芸能事務所からのスカウトが来るが、旅館の為にその話を断ってしまう。

迷う祐貴に、信行は勝手に契約金の300万を貰い、それを借金返済に充てることにし、祐貴を旅館から追い出そうとする。実は借金も父親が連帯保証人になったもので、信行が旅館を継いだのも、祐貴を家業の犠牲にせず、夢を叶えさせるためだった。それを知った祐貴は兄に感謝し、和解するのでした。

 

【雑感】

伊丹が話の芯でありながら、しっかり回し役も出来て実力を見せ、けっけはイチボケでもりすけとのコンビも面白く、衣装も上は作務衣で下はチュチュというバレエを意識した設定。そして世間知らずからの、言葉遣いも変で毒舌を吐く感じも良かったですね。踊りまくって、毒舌・暴言吐いて、けっけらしさが満開でした。もりすけはいつものハイテンションはスベリがちなのを、台詞も少な目でアクションでけっけをサポートして笑わせる感じでしたね。

吉田裕もいつもより役も抑えめかと思いましたが、さすがは本公演でリーダーもするのでボケてもツッコんでも存在感を見せます。途中で岡田直子に一目ぼれし、告白する場面は蛇足ながらも、美味しい場面だったと思います。

瀧見は私的にはあまり・・・なんですが、芝居は出来る人なので、こういう役は流石に上手く安定感を見せてくれます。

鮫ちゃんも普通に清楚にやるのかと思いきや、ドスの効いた声で「ファイト~一発!」ってボケたり、大塚澪もオペラを少し入れたネタで、笑いを取っていました。

岡田直子の社長役は無理があるように思いましたが、それこそ「いやっ、はやっ」で、なかなかのものでした。小柄な分、貫禄が足りないのは仕方ないけど、今回のメンバーだと適役かな。

 

物語的にもぶっとんだ展開でなく、きちんと新喜劇してましたし、それぞれの持ち味を生かして、上手くまとまっていました。前述しましたが、吉田裕が岡田直子に惚れて、それをどうするかの場面はちょっと蛇足に思いましたが、そこはそこで笑いもありましたから、OKなんですかね。

 

今回は今までのセカンドシアター新喜劇では、結構いい方でした。