夜勤明けですが、やっぱり行ってしまったセカンドシアター。一度見始めるとハマるんですよね、若手の新喜劇は。今回は太田芳伸、清水啓之、鮫島幸恵がリーダー週ですが、残念ながら鮫ちゃんがコロナのため、急遽小寺真理が代役。
今日も座員さんたちが劇場前で呼び込みをしていて、当日券を買いに行くとちょうどNGK出番を終えた重谷ほたるちゃんが来て、今から見ますねと言うと「ありがとうございます!」と元気よく言ってくれたので嬉しかったですね。
吉本新喜劇セカンドシアター 6月19日16時開演、C列で観劇。
客の入りは5列程度。
●セカンドシアター新喜劇「劇団員の明日はどっちだ!?」 作・演出 帽子屋・お松
【出演】
花月劇団座長(うどん屋の店員)・・・小寺真理、同座員(うどん屋の大将)・・・太田芳伸、同座員(大将の弟)・・・清水啓之、同座員(うどん屋の客)・・・音羽一憲・重谷ほたる、同座員(ヤクザ)・・・玉置洋行・伊丹祐貴、真理の両親・・・佐藤太一郎・吉岡友見、吉本組のヤクザ・・・タックルながい。・筒井亜由貴。
【舞台】
花月うどんの店内。
【あらすじ】
うどん屋の大将の太田の弟の啓之は、仕事が嫌いでギャンブルばかりしている。そこへ啓之の借金を取りにヤクザ(玉置・伊丹)が来て、店を売り渡すことになるが、店員の真理の必死のお願いと大将のうどんの味で、借金は待ってもらえることになり、三人で店を頑張ろうとするのでした・・・。
ここまではいつもの新喜劇ですがこれは劇中劇で、真理は花月劇団の座長だった。そこに真理の両親(佐藤・吉岡)が来て、こんな劇団は辞めて普通に働けと、劇団の活動に反対をしていた。真理は両親に劇団を認めさせるために、必ず結果を出すから次の舞台を見てくれるようにお願いする。
そこに啓之の本当の借金取り(タックル・筒井)まで来て、話がややこしくなる。
そして公演当日・・・最初にした同じ芝居をするも失敗だらけ、おまけに舞台に借金取りまで登場して、てんやわんやになってしまう。なんとか公演を終えるも、真理は落ち込んでしまう。
しかし熱演した舞台に、両親は劇団活動を許し、啓之の借金取りも返済を待ってくれるのでした。最後に太田が真理に「好きです」と告白するも、真理が好きなのは玉置でした。
【雑感】
いつもの新喜劇かと思いきや、まさかの劇中劇とは意外な展開でしたね。一応回しは太田、ボケはシミヒロ、話の芯はまりこりんと役割はあるものの、作家がいつもの新喜劇作家ではないので、そこも新鮮でした。ハプニングはあったものの、代役とは思えぬ演技と貫禄を出した小寺真理は敢闘賞モン。
普段はヤクザ役の多い太田も回しも出来るところを見せましたが、もう少し落ち着いてほしいかな。汗だくで頑張ってはいましたが。
シミヒロの小ボケの連発は結構ハマると面白いんですよねぇ。ただこれが本公演だとどうしても見せ場が少ないのでインパクトに欠けますが、ここまで台詞や出番が多いと、味が出ます。
太一郎の確かな演技力と、吉岡友見のおばはん役も板に付いてきました。
座員だけでなく、作家も実験的なことを出来る場にもなって欲しいです。これからも期待したいですね。
またもや変な笑い方するヤツがいて、私の回りの方たちも気になっていたようです。
恒例の終演後の撮影タイム。