前回、珠代・烏川週を祇園花月で見ましたが、内容は散々。今回も安尾週ということで、気になったのですが、漫才のメンバーがさほど見たいと思わないし、「よるよる新喜劇」も今日はあったのですが、帰るのが遅くなるし・・・。ということで、1回目公演の新喜劇だけを見ることにしました(チケットの割引はなし)。
4月20日12時開演(新喜劇は13時5分開演)、い列で観劇。観客は40~50人程度。
※ネタバレ注意。
申し訳ないですが、わざわざ1時間早く起きて、この漫才は・・・。
そういう新喜劇もなんですけどね(笑) 私的にはそそるんですヨ。
◆祇園吉本新喜劇「ジャジャーン!三匹のホスト!?」 作・演出 ツチヤタカユキ
【出演】
伝説のホスト・・・安尾信乃助・西川忠志・はじめ、花月旅館の主人・・・大島和久、仲居・・・前田まみ、まみの母親・・・楠本見江子、金融屋・・・アキ、客・・・瀧見信行・湯澤花梨、叫ぶ男女・・・筒井亜由貴・谷川友梨。
※島田一の介休演、はじめ代演。
【あらすじ】
旅館の主人の大島は、先代の主人の父親が亡くなって、旅館はてんてこ舞いで、同時経営しているうどん屋の屋台まで手が回らない。そこに先代に世話になったという伝説のホストの三人が来て、うどん屋を手伝うことになるが、ホストクラブのやり方で無茶苦茶。しかし三人は大島が仲居のまみに惚れていることに気付き、酔っ払いにまみが絡まれる芝居をしたり協力するが失敗。実はまみは母親の見江子が借金まみれなので、大島の想いを受け入れられない。
そこに母親の借金取りのアキがやってきたが、ホストたちや大島がその借金を立て替えて、ようやく大島とまみは結ばれようとするが、今度は大島の父親が残した借金があることが分かり、大島はまみにフラれるのでした。
【雑感】
さほど新鮮なストーリーではないものの、お芝居としては良かったと思います。しかしなぜホストという設定にしないといけないのか?というのが気になりましたね。以前に信濃リーダー週であった、動物が人間に化けて恩返しをするみたいな方が、理由付けとしては自然な気がします。
それに西川忠志はいいとして、安尾とはじめがホストって言われてもねぇ(笑) はじめは島田一の介の代演ですが、三段オチ的な役目が全然果たせてない。これはこの芝居では痛い。台詞忘れる、噛む、ギャグ滑る的な笑いの取り方をするようでは、代演の意味がありません。
アキが借金を取りに来る場面は、かなりアドリブが入って時間が伸びてましたが、やはりアキは華があるし面白い。ホストが芯の芝居なら、アキをホストにして、はじめをどんくさい借金取りにした方が良かったかもしれませんし、大島の旅館の主人と安尾も逆でもいいかな。
ただ前回の珠代週のように、ギャグに走り過ぎず、ある程度は芝居中心だったのと、安尾、西川、大島、アキの存在で芝居を進めていたので、見れるものにはなっていました。
久々に本公演でまみちゃんのマドンナも嬉しかったですし、楠本見江子も物語に絡んでそれなりに台詞もあったのもオールドファン的には見ものでした。しかし年齢的な物と、ブランクもあって、存在は浮いてますが・・・。
谷川友梨は勿体ない使い方で、ただ上手から出てきて「伝説のホスト!」と言うだけ。これはちょっと可哀そうな気がします。
私的には今回の祇園の新喜劇は良かった方だと思います。島田一の介の休演は残念でしたがね。
来月の祇園もNGKとは一味違った新喜劇メンバーでやるようですので、気になりますね。


