うめだ花月 昭和37年9月上席 | 続アメマのおとしもの

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うめだ花月、昭和37年9月上席のチラシです。

京都花月がこの年の6月にオープンし、うめだと二館体制。翌年7月になんば花月がオープンします。

 

 

 

東京からゲストで、灘康次とモダン・カンカン

漫才の看板は新コンビの浅草四郎・岡八郎です。Wikipediaを見るとコンビ結成が昭和35年や36年になってますが、岡八郎は5月にまだ市岡輝夫の名前で新喜劇に出てるので、この5~9月の間にコンビを組んだと思われます。浅草四郎は前田五郎の師匠。

田鶴子寿郎の田鶴子は人生幸朗の元相方で元妻。奇術のジョージ多田も古いですねぇ。トップには沖縄漫才の東洋小菊。落語が一本もないのは、当時は吉本に噺家がかなり少なかったからでしょうね。今のNGKみたいですが・・・。

 

ステレオコントは竹本浩三作・演出「ぐうたら野郎」で、キャップ・チャック、森信、桑原和男が出演。中田チャックは後の中田アップで、カウス・ボタン、大木ひびきの師匠。

ポケット・ミュージカルも竹本浩三構成で「セプテンバー・ソング」。秋山たか志らが出演。京風三千代は元宝塚。

 

吉本ヴァラエティ(吉本新喜劇)は「城のある町」で、これまた竹本浩三作・演出。その横には装置 前岸節男と書かれてます。この方は後になんば花月の舞台装置をされ、「お笑い花月劇場」のスタッフにも名前が載っていました。

本来は平参平が座長の組なんですが、座長不在でなんと書き出しに三角八重です。秋山たか志は副座長格のまま。専科は白木みのる。新喜劇第一期研究生だった奥津雄三も出てますね。