木村あきらリサイタル「戦場の赤フン」 | 続アメマのおとしもの

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●昭和58年11月6日 京都花月特別興行
●木村あきら奮闘公演PARTⅡ 第一部 芝居「戦場の赤フン」 作・演出 藤井賢
 
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【出演者】
ラバウル海軍航空隊 三等飛行兵曹・・・木村あきら
同・・・オール阪神
同(整備士)・・・前田犬千代
同・・・前田国男
同・・・梶原一弘
一等飛行兵曹・・・池乃めだか
二等飛行兵曹・・・中川一美
海軍大尉・・・島田一の介
従軍看護婦・・・赤木麻衣
同・・・国分恵子
酋長・・・坂田利夫
その娘(長女)・・・藤里美
同(次女)・・・高橋和子
原住民・・・前田竹千代
 
【舞台】
ラバウルの孤島にある日本軍の兵舎及び司令塔。バックは南方の海や木の遠見。
 
【あらすじ】
昭和20年8月ラバウルの孤島にいる日本軍兵士の中から、海軍大尉(島田一の介)が神風特攻隊の志願者を募ると兵士たちに告げる。
しかし三等飛行兵曹のあきら(木村あきら)はなかなか決心がつかない。一等飛行兵曹(池乃めだか)や二等飛行兵曹(中川一美)からもイジメを受ける日々。
あきらの決心がつかない理由は島の酋長(坂田利夫)の娘(高橋和子)と恋仲になってしまったこと。しかし大和魂を貫くために、あきらは同僚の高田(オール阪神)らと共に、帰らぬ空へ旅立つのであった。
翌日、終戦・・・。
 
 
【雑感】
「あっちこっち丁稚」の赤フンで一躍有名になった木村あきらのリサイタル第二弾。お芝居は11月上席の新喜劇メンバーを中心にゲストに坂田利夫、オール阪神を交えての戦場もの。
台本を読んだ感じでは笑いを取るのは池乃めだか、オール阪神、坂田利夫、藤里美が中心で、主役の木村あきらは至って真面目な役。お芝居の最後も結構マジですしね。
まぁ観客は木村あきらからチケットを買わされた(笑)客がほとんどでしょうけど・・・。なかなか一般客が「見に行こう!」とは失礼ながら思わないですよね。
でも京都花月とはいえ、座長以外の新喜劇座員のイベントが行われていたことに、まだ会社もそこまで新喜劇を見捨ててないことを感じます。
ですが昭和60年以降はこういった単独イベントもほとんどなくなってしまいます。
 
 
 
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マンスリーよしもと 昭和58年12月号より
 
 
※あくまでも台本を読んだままに記事を掲載しています。実際に上演された際には、変更があったかもしれませんのでご了承下さい。