お笑い花月劇場「女狐と古狸」 | 続アメマのおとしもの

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●朝日放送「お笑い花月劇場」
●なんば花月 昭和59年3月下席 特プロ(プログラムはこちらへ
●吉本新喜劇「女狐と古狸」(TVタイトル「キツネとタヌキ」) 作・演出 藤井賢
 
 
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【出演者】
国語教師(54才)・・・井上竜夫
その妻(50才)・・・高勢ぎん子
一人娘(25才)・・・園みち子
その恋人・・・島田一の介
喫茶店マスター・・・中山三吉
その妻・・・南喜代子
井上の教え子(高校生)・・・帯谷孝史
同・・・姉川巌
同・・・赤川喜久夫
同・・・潮恵司
井上の昔の教え子(商社課長28才)・・・船場太郎
同(運送会社社長28才)・・・室谷信雄
船場に結婚を迫る女・・・末成由美
室谷の秘書・・・高石太
運送会社社長・・・柳井幸多朗
その娘・・・天野久美子
用務員・・・桑原和男
 
【舞台】
井上家の家宅。下手は喫茶店で、下手奥は武家屋敷の白壁。バックは天守閣の遠見。(画像参照)
 
 
 
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【あらすじ】
今日は国語教師井上竜夫の54回目の誕生日。それを祝って教え子(帯谷孝史 ほか)たちがやって来る。卒業生の船場太郎室谷信雄も駆けつける予定。今を遡ること10年前、船場は学級委員長をする秀才で東京の大学へ進学、室谷はいつも立たされ坊主だったが大阪の運送会社に就職が決まった。井上は二人を祝って一席設けたのだが、二人は「娘(園みち子)さんをいつかお嫁に下さい」と頼み込んだ。井上は酒の酔いも手伝って「ヨシ、10年後に出世したほうに娘をやろう」と言ってしまった。
しかし娘のみち子は今では恋人(島田一の介)がいる。困った井上は用務員の桑原和男になにか妙案はないかと頼む。
そこへ船場がやってくる。彼は会社の末成由美に迫られているがそんなことはお構いナシでみち子のコトが気がかり。その後、室谷が秘書(高石太)を連れてやってくるが、実は室谷は社長ではなくトラックの運転手。助手の高石を秘書に仕立てて、いい格好しようと芝居をしてみち子を嫁にもらおうと企む。
なにかと張り合う二人の前にみち子が来るが、桑原の案でコレがとんでもないブスになっていた。
諦める二人だがみち子があまりに周りに笑われて怒ってしまい計画失敗。また二人は張り合い、挙句は喧嘩までに発展してしまう。
だが、船場は由美に迫られていることがバレ、室谷も実はトラック運転手だということがバレる。
お互いウソをついていたことを反省し、井上も娘には恋人がいるのに、言い出せなかったことを反省。
全てを白状し、丸く収まるのだった。
 
 
【雑感】
藤井賢のお馴染み同級生の見え張り合戦。
こういうパターンは吉本に限らず、松竹新喜劇でもあるし、お話の展開としては扱いやすい題材なのでしょう。
 
役柄の年齢設定が笑えます。帯谷孝史が高校生って(笑) 高勢ぎん子の50才もエライ若いなぁ。
室谷信雄の28才はハゲすぎ(笑)
相変わらず当時の桑原和男は男役のエエ加減なオッサン役が多く、ボケ役ですね。
 
 
※あくまでも台本を読んだままに記事を掲載しています。実際に上演された際には、変更があったかもしれませんのでご了承下さい。