星組公演 ノバ・ボサ・ノバ/めぐり会いは再び | 続アメマのおとしもの

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2011年4月15日~5月16日 宝塚大劇場・星組公演
 
星組トップ柚希礼音が初舞台だった名作「ノバ・ボサ・ノバ」の12年ぶりの上演と、第97期初舞台生のお披露目公演です。
前夜祭を見てかなりの期待度。
 
4月21日15時公演、2階11列目で観劇。今日は全体で6割ぐらいの入り。
 
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ミュージカル・ショー「ノバ・ボサ・ノバ-盗まれたカルナバル-」 作/鴨川清作 演出/藤井大介
 
リオのカーニバルを舞台に展開する奇妙な人間模様を、ドラマティックに描いたラテンショーで、1971年に初演。
 
柚希礼音のソールは長身に黒塗りが映え、それに低音の歌声やダンスなど見所満載です。初舞台も見てるだけに、この作品で主演をするなんて感慨深かったです。
ラストの「シナーマン」は鳥肌モンでした。
 
エストレーラには夢咲ねね
あまり唄うシーンがないので助かります(笑)
でも可憐なエストレーラでしたね。
「アマール・アマール」で柚希礼音と情熱的に踊るのも素敵でした。ここのスカートにはスリットが入ってましたね。前回のときは入ってなかったような・・・。ラストシーンもパンツスタイルでした。
 
今回の役替りでオーロは夢乃聖夏
二番手的な役どころですが、ちょっと柚希に対向するには弱かったかなぁ。でも歌もダンスもしっかりでしたね。
 
ルーア神父の涼紫央とシスターマーマの英真なおきはもっとコミカルさを期待したんだけど、意外にあっさりしてました。
 
マールの紅ゆずるは前夜祭のときとは打って変わって歌が良くなってました。ちょっと見直しました!
ブリーザの白華れみもパンチの効いたダンスが良かったし、少年ボーロの音波みのりは可愛かったです。
初の女役メール夫人には真風涼帆。まだまだ改善の余地アリ。
 
この作品はショーですが前物なので、大階段を使ったフィナーレはありません。
しかし、ラストシーンの「シナーマン」は大階段のパレードに匹敵するぐらいパワフルです!
 
 
そして・・・ロマンティック・ミュージカル「めぐり会いは再び-My only shinin' star-」 脚本・演出/小柳奈穂子
原作はマリヴォーの「愛と偶然の戯れ」で、以前に花組のバウホール公演「君に恋してラビリンス!」の原作と同じです。
貴族の男女が結婚しようとする相手を観察するため、それぞれの召使いと入れ替わったことから起こる恋の騒動。
 
コメディタッチに描かれた作品で、無理のない笑いのもって行き方が良かったです。前物のショーが1時間10分なので、このお芝居は1時間20分と短め。しかもフィナーレが15分ほどあるので、本編は1時間チョイ。
わかりやすーい展開で、肩のこらない内容です。
 
主役ドラント・ヴェスペールの柚希礼音は爽やかにコミカルに嫌味なく演じていました。フィナーレの大階段でのダンスはいいですね。
相手役のシルヴィアの夢咲ねねはこういう役はお得意かなぁ??
主役の従僕ブルギニョンに紅ゆずる。よく笑いを取ってました。さすが関西人(笑)
シルビアの侍女の白華れみは、ねねちゃんより歌が上手いっす・・・。
 
初舞台生のラインダンスは毎年感動します。
劇中で平井堅の「LIFE is・・・」が歌われてましたが、意外に場面としっくり来てましたね。
 
 
情熱的なショーと軽いタッチのお芝居のいい組み合わせです。