有田鉄道 その1 | 続アメマのおとしもの

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御坊への旅の途中で藤並で下車し、有田鉄道の廃線跡を辿ることにしました。
 
有田鉄道は沿線で獲れた木材やみかんを湯浅港に運ぶ為に1913年に設立されました。
しかし、どこの地方路線でも見られるようにトラック輸送に切り替えが行なわれ、1984年に貨物輸送は終了。
その後は利用客が沿線の学生だけになってしまい、1995年からは第2・第4土曜日と日曜・休日(つまり学校の休日)は全列車運休。
さらに2001年からは1日2往復に激減されて、完全に公共交通機関の使命は放棄という形になっていました。
 
そして廃止を表明しても地元からも反対の声もなく、廃止予定日を10ヶ月繰り上げた2002年12月31日に廃止となりました。
 
現在、廃線跡は遊歩道に整備されつつあります。
 
 
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1974年(昭和49)藤並駅付近「国土画像情報(カラー空中写真)国土交通省」より。
 
 
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1977年(昭和52)4月号の時刻表より。1992年まで紀勢本線の湯浅まで乗り入れが行なわれていました。
当時から昼間と夜間にバス代行があるんですね。
 
 
 
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JR藤並駅のホーム。昔はこの横に有田鉄道のホームがあり、小さな小屋みたいな駅舎がありました。
 
 
 
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キレイな橋上駅舎になったJR藤並駅。ここの1階の観光案内所のレンタサイクルで廃線跡を辿ります。
 
 
 
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藤並駅を出発した有田鉄道は、しばらく紀勢本線と並走していました。廃線跡は遊歩道に整備されています。
 
 
 
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ゆるいカーブをしながら次の駅の田殿口を目指します。いやーこの日も暑かった晴れあせる
 
 
 
次回につづく・・・。