えっと、だいぶ間が開いてしまいましたが、帰国してます。
帰国翌日から出社し、コンサル契約は正式には(日本語で)コンサルタント契約なのか、コンサルティング契約なのか、はたまはコンサルテーション契約なのか、というようなことに思い悩む毎日に、日本を感じています。


仕事のかたわらなんとか住むところも見つけ(しばらく住所不定だった)、子どもたちの新学期にもギリギリ間に合わせた。
あいかわらず家具やら電化製品やらないものが多く不便な生活を送っているが(船便が来るのは5月)、近所に同年代の子どもも多くひとまず安心。


ネットは、光を引こうとしたらいろいろと難しい問題があって時間がかかり、先日とりあえずWIMAXを契約してなんとかなった。
がんばっても5Mぐらいしか出ないけど、でもアメリカでブロードバンドと称するサービスも同じようなもんだったので、それを考えればけっこう使える。


これも先日会社の健診を受けたら、体重はともかく視力の衰えが目立つ。アメリカでは日本ほどPCとにらめっこじゃなかったはずなので、これはアメリカの住宅の暗い照明のせいか、はたまたトシのせいか。
そうそう、帰国した翌日から(アメリカでの2年弱まったく出てなかった)花粉症の症状が出たのは、びっくりした。
体って、正直。日本の空気をなめちゃいけませんな。

が、いぜんとしてBuffaloから出れません。

なんと、DCへの帰りのフライトがキャンセルされてしまったのであります。

朝6時に電話がかかってきて取ると、録音されたメッセージで「あなたのフライトはキャンセルされました。代替のフライトは2月26日10時○×分の・・・」って、おいおい、それ明日じゃん!

即座に航空会社に電話し、なんとか夜7時半の最終便を押さえたが、ちょっとひどすぎるよね。

ま、試験前じゃなかっただけでも、幸運と思わなければいけないのかもしれないが。


DC便は天候のせいではなかったようだが、今PAからNYあたりをsnow stormが襲っているようで、NY便も今日はのきなみキャンセルになったらしい。と、NY便に乗る予定だった友人が空港から電話で憤まんやるかたない様子で教えてくれた。

この時期のこのあたりはやはりこういうことがあるから、2月のバーを受験される方は頭に入れておかれたほうがよろしいかと。


Buffaloでの受験は、事前に聞いていたとおり、そんなに悪くなかった。

街自体は、2月ということを差し引いても非常に閑散としており、半分くらいは空き家な感じ。

しかし、人は親切で、試験前日に腕時計を忘れてきたのに気づき急遽吹雪のなかタクシーで買いに出かけたときも、いろいろと協力してもらった。

店も、食べ物屋はけっこうある。


今回あたりだったのは、ホテル。

Buffalo受験経験者から、とにかくHyattが近くてよいと聞いたので予約しようとしたのだが、すでに満室。

地図で見て、2番目に近くて名前の知ってるHampton Innを取ったのだが、これがかなりよかった。

Hyattはたしかに試験会場のBuffalo Niagara Convention Centerのすぐ横だが、Hampton Innもじゅうぶん昼休みに戻れる距離にある。

何よりいいのは、同じビル内にいくつかレストラン(サブウェイも)があってホテルの外に出ずに行けることで、連日けっこう雪が降っていたのでありがたかった(味のほうは取り立てて言うほどのものではありませんが)。

通りをはさんでスタバや、食料品を売ってるガソリンスタンドもある。
部屋は、広くてきれい。朝食サービス、空港送迎、プール、ジム、ビジネスセンターなどもあり、"What more do you want?"な感じ。
今朝も、フライトが遅くなったから夕方まで部屋にいていいかどうか聞いてみたら(ふつうは12時チェックアウト)、快くOKしてもらえた。


肝心の試験は、・・・どうだったのかなぁ?

2月は難しいと聞いていたが、自分の勉強量も増えているから、比較はしにくい。

ただ、1日目午後のエッセイ2問は(自分には)やたら難しくあさってなことを書いてしまったので、今回落ちるとしたらたぶんこれが原因だろう。

そのほかMPT、MBEなどは無難にこなした気がするが、結果を見てみないとわからない。

会場は非常に寒く、カゼをひいた。2日とも午後は寒さに加え疲れもあって、意識が朦朧としてきた。

7月はけっこうすごかったそうだが、今回は列とかはたいしたことなかった。


たくさんBU LLMの同級生と再会できたのは、うれしかった。

次は試験会場じゃないとこで会いたいね!と言って、別れた。

みんな、お疲れさまでした。


追記:夜7時半のフライトもキャンセルになった。くぉぉぉ~!!!

ネットで読める某大新聞のDC特派員のコラムを、いつも楽しみにしている。

ふつうに日本にいる人が読んでおもしろいのかどうかは私にはわからないが、今の私には、同じ街に住む(厳密には違うけど)同じ日本人として時機を得た話題が多く、おもしろい。


しかし、今日の記事 は、ちょっと違うんではないかと思ってしまった。

私も先週末はこの冬何度目かの雪かきに精を出したが(ちなみに明日も雪らしい)、しかしその理由は、この記者さん言うように公共心からではない。


DC法スペシフィックには知らないが、一般論としてアメリカ不法行為法では不動産の所有者・占有者は、

① 不法侵入者に対して:なにも義務を負わない

② (セールスマン等)自己の用事で訪問する者に対して:知っている危険を排除または告知する義務を負う

③ 招待された者に対して:知ることのできる(知るべき)危険を排除または告知する義務を負う

ということになっている。

で、雪かきをしない敷地内で、郵便屋だとか新聞屋だとかが(勝手に)すべってころんでケガしたりすると、莫大な損害賠償を請求されることになる。


さらに、正確な数はちょっとわからないが、いくつかの州では法律によりこの不動産所有者・占有者の責任が自己の不動産に面した(公道である)歩道に拡張されている。つまり、住人には自分の家の前の歩道を雪かきする法律上の義務がある。

たとえばニューヨークでは、New York City Administrative Code Section 7-210 、通称"New York City Sidewalk Law"なるもので、"the owner of real property abutting any sidewalk...shall be liable for any injury...caused by the failure...to remove snow, ice..."と規定されている。

バージニアでも、家を借りるとき不動産から、「家の前の雪かきをしないでだれかケガすると、訴えられてたいへんなことになる。悪いことは言わないから、大きな家はやめておけ。」と言われたから、同様の法律があるのだろう。


件の記者さんの感想は、美しい誤解とまで言うと言いすぎかもしれないが、日本人にありがちなアメリカ社会に対する幻想に起因するものように思われる。


アメロー・シーズン2

以前、New York Civil Practice Law and Rules 9804条による「村」の免責、という話を書いたが、どうやらこれは"municipal immunity"という地方政府・地方自治体を免責するもっと大きな法理の具体化だったらしい。

そんなの授業でやった記憶がないなぁ。アメリカ合衆国憲法修正11条の"sovereign immunity"(連邦裁判所において州を被告として訴訟を提起することができない)については知ってたけど。


"The state and its municipalities are immune from claims arising out of functions that are governmental in nature."なのだそうだが、NY州に対する請求に関して専属管轄を持つ"Court of Claims"という特別裁判所があることから明らかなように、現実には州が訴えられることは珍しくない。


barbriのNYエッセイ問題集の97番の問題では、州道のガードレールの設置管理の瑕疵について、州に対するcause of actionがあるとされている。一方、R-7番の問題では、町の建築検査官が条例に違反する電気配線を看過し営業に必要な証明書を発行したことについて、町を被告とする訴訟はdismissされるべきとしている。

このふたつの違いが"governmental functions"の問題なのかどうか、"municipal immunity"についての説明が手持ちの資料に見あたらないので判断つかない(公の営造物の設置管理なんて、"governmental functions"にほかならない気がするんだけど)。

だれかわかりやすく教えて~!

ちょうど一ヶ月ぶりですか。さすがに年が明けたらブログ書いてる場合じゃなくなってきて、最近は「マイページ」(のメッセージとか)をチェックすることすらしてなかった。でもなんの問題も無いところが、また泣けてくるね。ゼンゼンいいんだけど。


さて当地ワシントンDCでは、今まさにオバマ大統領による一般教書演説が行われんとするところであります。

そのことを知ったのはついさっきで、オフィスで勉強してたら、「オバマ大統領が演説する関係で、7時からこのへん通行止めになって、クルマ出せなくなるよ。」とある人が教えてくれたのです。

・・・帰れないじゃん。

その時点で、7時5分前。今日はまだまだやることもあるし、え~い、終わるまでいよっ、ということにしたのだけど、調べたら演説は9時からで、規制解除予定時刻は11時半。ちょっとキツイなー。


それにしても"State of the Union Address"ってなんじゃいな、ということで調べてみると、どうやら日本で「一般教書演説」と訳されてるものらしい。なるほど、さすがにそれなら知ってる。

なんでも、大統領は議会の許可がないと議会に出席できないらしくて(ひょっとしてこれ常識?)、議会で演説するというのは1年の中でも特別なイベントのようだ。

おまけに、この場には大統領と上下院議員はもちろん、副大統領や最高裁判所長官とかまで出席するので、万が一テロでもあったら国家存亡の危機!というわけで、キャピタルヒル周辺の一般道も閉鎖しての厳戒態勢が敷かれるらしい。

イヤ、鳩山首相が国会議事堂で演説するから虎ノ門一丁目は封鎖、みたいなことは、考えもしなかった。


というわけで、一般教書演説によって、はからずも少し憲法の勉強になりました。

あと3時間か。長いなー。

24日、クリスマスイブのスーパーは、大混雑だった。

25日は、たいがいのお店は閉まるので、みんな買い出しに殺到するのである。日本のおおみそかみたいなもんだ。

こんな日くらい寛容になればいいのにと思うのだが、決して譲らないし並ばないアメリカ人たちは、空いた駐車スペースを巡って聞くに堪えない罵声の応酬を繰り広げていた。それもいいトシしたオッサン、オバサンが。

それを見て、ふと村上春樹が自身のアメリカ生活をつづったエッセイ「うずまき猫のみつけかた」の中で、「世間の汚い言葉、荒ぶれた魂を採集したければ、都会で窓を降ろして車を運転するに限ります」と書いていたのを思い出した。まったくそのとおりだ。


やがて哀しき外国語 (講談社文庫)/村上 春樹
¥540
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村上朝日堂ジャーナル うずまき猫のみつけかた (新潮文庫)/村上 春樹
¥700
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この2冊、しばらく前にDC・ニューヨーク往復のアムトラック(電車)の中で読んだ。3時間ちょっとの片道で、ちょうど1冊ずつ。
氏は、ニュージャージー州のプリンストン大学とマサチューセッツ州のタフツ大学に、それぞれ研究者として在籍してきた。1984年にDCからニューヨークへ向かうアムトラックの途中の駅で降りて、初めてプリンストン大学を訪れたそうである。親近感を覚えないわけにはいかない。
だだ、ひとつ断っておかなくてはいけないと思うのだが、ニュージャージー生活を書いた「やがて哀しき外国語」は、作家らしく吟味された文章であるのにくらべ、マサチューセッツ生活を書いた「うずまき猫のみつけかた」のほうは、そうとうにくだらない文章である。こういうのもきらいじゃないけど。

「やがて哀しき外国語」では深い洞察とともに、「うずまき猫のみつけかた」では軽妙な筆致で、たいへんで、でも楽しいアメリカ暮らしがつづられる。

特に、クルマを盗まれたあとの、警察や保険の手続がえんえんと続く話は、笑ってしまった。

僕は盗まれたことはないが、二度もぶつけられたので、その種の作業がいかにたいへんかは、よくわかる。

氏はクルマに関しては特別詳しくはないが好きではあるようで、クルマに関する描写は、さすがの鋭さを備えている。


また、氏が、ジャズ好きとかいうレベルではなく、過去に自らジャズ喫茶を経営していた、というのは初耳だった。僕はクラシックからテクノまでほぼなんでも聞くけど、ジャズは空白地帯的にあまり詳しくない。

この本には氏の本業のアメリカ文学の話もしばしば登場するが、そちらも詳しくないので論評できない。

このふたつのどちらかまたは両方に造詣が深い方ならば、さらにおもしろく読めることでしょう。

クリスマスイブです。

オフィスはお休みだが、勉強しようと思ってきたら、ガレージのシャッターが開いている。

カフェテリアも開いている。アレレー???

フロアを見回すと、弁護士はあまりいないが、スタッフさんはけっこう出ている。24、25日はお休みって聞いたんだけどなー。Kさん、すみません。ウソ教えたかも。


えと、先週末BOLEから受験地を知らせるメールが来た。

そう、今回は、選択の余地なくBuffaloを指定されたのであります。

前回のこともあるので、NYCが出てくることを期待して数日寝かしておいたものの状況は変わらず、Buffaloで確認のクリックしてしまった。


NYC在住の人は、ちゃんとManhattanになったらしい。

Westchester(NYC郊外らしい)が出た人もいたようだ。

ちなみに私と私の周りは全員ラップトップ。


Buffaloは雪がなんといっても心配だが、心配してもしょうがないと言えばしょうがない。

前回は現地前日入りだったけど、今回は前々日入りにはするつもり。

この週末、ワシントンDC周辺は記録的な大雪で非常事態宣言が出た。というとなにやらたいへんそうだが、この非常事態宣言というやつは英語では単に"Snow Emergency"と言って、積もるくらいになると割合気軽に出る。Bostonでもたびたび出ていた。


Bostonと違うのは、Bostonでは夜通し徹底した除雪をして見事に都市機能を確保していたのに対して、こちらははなからあきらめムードなこと。おかげで、この週末は買い物に行くのもひと苦労だった。

息子の小学校からは、21~23日(月~水曜日)はお休みします、というお知らせがメールで来た。24日からはもともと冬休みなので、今学期はなんの行事もなくあっさりおしまいというわけだ。やる気ないなぁ。


屋外に停めてあったクルマはご覧のとおり。
アメロー・シーズン2 原形はセダンなんだが、ハッチバックにしか見えん。。。

こいつはFFなので掘り出すのはあきらめて、ガレージに入れてあったRAV4で出勤。

あ、右隣のもぬりかべじゃなくてクルマです。いちおう。


東京では中央線一駅一度の法則というのがあって、これは都心から下ってくると高円寺、吉祥寺、国分寺と「寺」のつく駅ごとに気温が1度ずつ下がる、というものだったけど、私の住んでるVirginia州FairfaxのあたりとワシントンDC中心部も、そんな関係にある。

イヤ、この両者を結ぶInterstate 66は首都高4号新宿線&中央高速よりはるかに登ってる感じがするから、気温差ももっとあるに違いない。

というわけで、DC市内はそんなたいしたことないだろうと思って来たら、こちらもしっかり積もっていた。

しかも、オフィスのパソコンを立ち上げたら、月曜日は連邦政府機関が臨時休業になったのでウチもお休みにします、というメールが。。。いいんですけどね。どうせ勉強しに来るから。


今日は人気がないのをいいことに、最上階へ上がり、国会議事堂を眺める。
アメロー・シーズン2

ビル内のカフェテリアも閉まっていたが、近くにホットドックが安くておいしい店を見つけたので、怪我の功名。

アメ車の乗り心地はなぜフワフワなのか?

アメリカで一度でも運転したことのある方ならおわかりと思うが、道が悪いんである。

いたるところ穴ボコや段差があり、おまけに砂・泥も浮いているので、この国で2輪に乗るのはさすがの私でもちょっと躊躇してしまう(だから、乗っていません)。

4輪も、見るからに腰に悪そうだ。DC周辺は渋滞もひどいので、毎日通勤に使うクルマはさすがの私でもボルボにしておいた。それくらいのもんである。


しかし、このなんでも訴訟になる国アメリカで、なにゆえこんな危険な道を放置している国やら州やら市やらが訴えられないのだろうか、というのが私の渡米以来のギモンだった。

それで、先ほどNY Practice(ニューヨーク州の民事訴訟法)の勉強をしていたら、そのヒントらしきものを発見した。


New York Civil Practice Law and Rulesという制定法の9804条に、「道路の欠陥から生じた事故により損害を受けた者は、事故の前に当該欠陥について書面で通知していない限り、“村”を被告として損害賠償請求訴訟を提起することができない。」というような規定があるのだ。

こりゃ、ひどい法律だ。事実上、道路の欠陥についての損害賠償請求を禁じるに等しい。だって、そうでしょう。欠陥について知っていてあらかじめ書面で通知するような慎重な人は、事故起こしたりしないでしょうから。


この条文はあくまで“村”しか対象としていないが、このような責任制限規定が他にもあるんじゃないだろうか。

その結果として、アメリカの道路状況は一向に改善されず、メーカーはフワフワのクルマを作り続ける、と見た。

嫌いではないはずなのだが、(NYバーの)MBEの結果を見る限り私は刑事法が問題あった。そう言っていたら、合格された方から、この本を教えていただいた。


概説 アメリカ連邦刑事手続―日本企業に対する刑事訴追への法的対応/森本 哲也
¥5,040
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バー用には量刑の手前まで3分の2弱を読めばOK、と言われて読み始めたが、読みやすいし、基本としての手続の流れを押さえるにはなかなかいい感じ。
本来は企業法務を念頭に置いた本なので、ふつうに仕事にも役に立ちそう。
ネダンがちょっと高いが。。。