2018.3.27
七折鍾乳洞に行ってきました。
まず最初に、、
洞口は施錠されており、日之影町教育委員会に入洞許可申請書を提出し許可を得る必要があります。
また、私たちケイビングクラブの者でもルートを容易に覚えられず、迷うので、ケイビングクラブに所属していない一般の方は、その地域のケイビング団体など、ケイビング経験のある人とともに行動してください。事故につながります。
七折鍾乳洞は、宮崎県西臼杵郡日之影町徳富の上野岳(かみのだけ 標高745m)中腹約450mの崖に開口する全長140m、高低差約47mの鍾乳洞です。昭和8年2月28日に国指定天然記念物となりました。
七折集落付近の上野岳東南面7合目付近の中腹に開口しており、アプローチには急峻で険しい九州自然歩道を登る必要があり、上記の担当の方の案内なしでは、やはり遭難のリスクがあります。
洞口ホールからは斜洞となっており南方方向に110mに渡って主洞が延びており洞奥は30cmの狭洞となって終わります。途中5mの急崖があり鉄梯子がかけられています。石柱、石筍、フローストーンの発達をみるが、鍾乳石の多くは盗掘により破損被害を受けています。洞口から9mと70m時点で東南部に延びる支洞があり比較的二次生成物の保存が良好です。七折鍾乳洞の際だった特徴として非常に珍しい菊花状方解石を一部洞壁に認めます。
案内板昔、七折鍾乳洞に迷い込んだ犬が、10kmは離れている高千穂町から出てきた、という逸話が残っているそう本当だったら大変な思いをしただろうな、、と思いつつ、ほほえましくて笑ってしましました
七折鍾乳洞の測量図
参考までに
春ですね教育委員会の親切な担当な方が、ご案内下さいましたありがとうございます
こちらですよ~
細い道が続きます
普段は、これ以上入れないように施錠されています入ったら犯罪です🙌🏻
つなぎに着替えて、荷台に乗せてもらい、登山入り口まで連れて行って頂きました
途中小さな滝があったり
薬莢が落ちていました害獣駆除をしているそうで、むやみに山に入ると危ないです(事前告知などないそうなので)
急斜面が続き、汗だくになりました
洞口のある高さまで来ましたなかなか高い場所です
洞口到着施錠管理されていますね
洞口ホール
天井を見ると、こんな感じでした
右→
→洞口→
→左
洞口近くは、二次生成物がよく見られました
洞口入ってすぐ右手に短い支洞がありました
奥に祠がありました白い石と、ご飯?がお供えしてありました
この辺りも鍾乳石が
支洞から洞口ホールを見た様子
洞口ホールから石段があり、斜洞を下りていきます
洞床は泥・砂利・瓦礫で、ところどころ二次生成物が
後ろを振り返ると、洞口からの光が
フローストーン
フローストーン
洞窟珊瑚
けっこう傾斜のある斜洞が続きます
落盤があり、足下に浮き石が多かったです
奥にホールが見えます
金属でできた梯子🦊
やや古めなのか、水滴が落ちている場所だったためか、少々さびていたため、ドキドキしました
5mの落差
ちょっと揺れていたので、ヒヤヒヤしました笑
一番大きなホールに着きました
木の梯子、どのくらい頑張ったか分かりませんが、お疲れさま
登りの斜洞の支洞が🦄
ホールにはコウモリが🦇
洞壁が独特
洞壁に落書きが見られました”天保”って江戸時代墨で書かれてるようです
コキクガシラコウモリさんの大群がけっこう動いていたので冬眠から目が覚めるのも近いかも
びっしりと書かれた落書き
何人が書いているんでしょうか
最奥部奥は狭くなっています確かに、犬なら入っていけるかも、、
引き返して、七折鍾乳洞の珍しい菊花状をした方解石の針状結晶の放射状群を探します
場所はあえて控えておきますが、小さな支洞入ったところにひっそりとありました誰にも、気づかれずに綺麗な状態で保存されていました
参考資料:
webページ”Wikipedia 七折鍾乳洞” URL:https://ja.m.wikipedia.org/wiki/
今回、初めて入る鍾乳洞を、ガイドさんや先輩とではなく2人で入り、怪我などすることがないように慎重に慎重を重ねて、目的の方解石の針状結晶を見ることができました洞口までの登山も、暖かくなってきたせいか、または運動不足のせいか、汗だくになり、入洞前にくたくたになっていたので、入洞中に何もなくて良かったです測量図を見る限り、今回断念した支洞は距離があったので、行ってみたかったのですが、、またチャンスがあれば、トライしてみたいです帰り道、洞口近くの山の中腹で、山の所有者である80代のおじいさんにお会いしましたが、そこまで普通に登って来られる元気さにびっくりしてしまいました