2016年にこのミス大賞を受賞した
を読みました
副題の「完全寛解の謎」の完全寛解とは
ガンが消失し、検査値も正常を示す状態
なんだそうです
ガンが自然に消えちゃうなんて事
本当にあるのかな〜
医学用語みたいなのが時折出てくるから
ちょっとムズイなぁって思うこともあった
けど、勉強になることもありました
例えば、
ガンの発生率は加齢とともに上昇する
タバコとか放射線などが発ガン率を高める
原因だと思っていたんですが、一番の原因
は加齢だと考えられてるんですって
それから、セカンドオピニオンのこと
主治医の了解のもと診療記録を提供して
もらって別の医師の意見を訊くことですが
あくまで診療ではなく相談なので
健康保険が利かず、全額自己負担になる
知らなかった〜(^◇^;)
この作品の内容を裏表紙から引用すると…
呼吸器内科の夏目医師は生命保険会社勤務の
友人からある指摘を受ける
夏目が余命半年の宣告をした肺腺ガン患者が
リビングニーズ特約で生前給付金を
受け取った後も生存、病巣も消え去っている
という
同様の保険金支払いが続けて起きており、
今回で4例目
不審に感じた夏目は同僚の羽島と
調査を始める
連続する奇妙なガン消失の謎
ガン治療の世界で何が起こっているの
だろうか…
生命を操って人々の運命を支配することを
企てた医師による前代未聞のガン消失事件
を軸にした本格医療ミステリーです
低所得者の患者が生前特約を受け取った
途端、ガンの病巣が消えて健康を取り戻す
といったケース
お忍びで受診した社会的地位の高い患者は
初期ガンを早期発見しながらも再発率は
なぜか高い
しかし独自の治療法でその再発後も
完全寛解に導いている…
この2種類の“完全寛解の謎”が
解明されていくのが面白かったです
これってどこまで本当に可能なんだろう
と考えると怖ろしくもなってきましたが