高槻高校の皆さん、おめでとうございます!
それでは、表彰式の様子をお伝えします。
まずは、優勝した高槻高校の表彰です。
主将の28番RB/DB小川主将、2番WR/DB岡崎選手、9番QB水落副将、95番TE/LB/K日高副将、97番RB/DL仲瀬選手の5名が代表して、賞状やトロフィーを受け取りました。
準優勝の関西学院高等部の表彰です。
57番DL寺岡副将、1番LB大竹副将、3番K/P安藤副将の3名が代表して、賞状やトロフィーを受け取りました。
続きましては、個人表彰です。
最優秀選手賞(斉藤杯)は、高槻高校の9番QB水落諒(まこと)選手(3年生)です
エースQBとして高槻オフェンスを率い、この日は特に、自らのランプレイでも果敢にゲインしていました。
最新号の月刊タッチダウンによると、2歳(!)からの幼なじみの47番RB/LB岡村選手に誘われて、高槻中学からアメフトを始められたそうです。岡村くん、ナイス(笑)
敢闘賞(奥川杯)は、関西学院高等部の21番RB三宅昂輝選手(2年生)です
昨年、三宅選手と同じ番号・ポジションであった21番RB富永選手(現・関西学院大学1回生)も、この敢闘賞を受賞していましたね。
この日も、関西学院オフェンスのランプレイの柱として活躍していました。
関西学院高等部の表彰式後のスタンドへの礼です。
準優勝という結果でしたが、28番RB八瀬主将をはじめ、ケガ等で出場できない、または本調子でなさそうな選手も多かったように思えました。
秋大会までにケガを癒して、the Road to Christmas Bowlに戻ってきてくださいね(*^ー^)ノ
高槻高校の表彰式後のスタンドへの礼です。
28番RB/DB小川主将から、これまでの応援への御礼と後輩たちへの引き続きの応援のお願いの言葉がありました。
高槻高校は、春引退のチームなので、3年生はこれで引退となります…。
中高一貫校のため、6年間の高槻中・高アメフト部の締めくくりとなった選手も多かったんではないかと思います。
大阪大会では向かうところ敵なしで、小憎たらしいほど強かった今年の高槻高校3年生の試合がもう見れなくなると思うと、とてもサミシイです°・(ノД`)・°・
今までの御礼として、今年の高槻高校3年生の今までの軌跡を簡単に振り返ってみたいと思います。
(BGMは、ワタシの好みにより、Mr.Childrenの「GIFT」でお願いします。笑)
<平成22(2010)~24(2011)年:中学1~3年生>
高槻中学、甲子園ボウル 中学生タッチフットボール招待試合、3連覇!
…当時、現地観戦していたのは、関西学生Div.1とX1くらいで、「ほー、あのカシコい高槻って、中学からアメフト部があるんだー。へー、あの関学より強いんだー。」くらいの認識でした。スイマセン
<平成25(2013)年・春シーズン:高校1年生>
春の関西大会1回戦
大阪1位で関西大会出場も、初戦で立命館宇治高校(この時の優勝校)に20-21で惜敗・敗退。この試合をもって3年生は引退となりました…。
<平成25(2013)年・秋シーズン:高校1年生>
秋の大阪大会・準決勝
0-6で関西大倉高校(この時の大阪2位、関西ベスト8)に惜敗し、3位決定戦にまわることに。
(試合レポ①・試合レポ②)
秋の大阪大会・3位決定戦
28-7で大阪産業大学附属高校(この時の大阪3位、関西ベスト4)に敗戦し、初の秋の全国大会出場ならず…。
(試合レポ①・試合レポ②)
95番K日高選手(当時1年生)
春大会で3年生が引退となったため、この時の高槻高校は、1・2年生のみのチームでした。
今の3年生が当時の1年生なんですが、当時から1年生が多数出場していたのが、印象的でした。
<平成26(2014)年・春シーズン:高校2年生>
春の大阪大会・決勝戦
府立豊中高校に7-34で圧勝し、2年連続・大阪大会優勝!
この時の高槻高校は、春の公式戦前の新人戦も含め、大阪に敵なしという感じでした
(試合レポ①・試合レポ②)
春の関西大会・決勝戦
14-23で関西学院高等部に勝利し、高槻高校がついに悲願の春の関西大会初優勝!
(試合レポ①・試合レポ②・試合レポ③)
当時の2年生(現3年生)はすでに多数出場していましたが、この試合で特に印象に残っている当時の2年生(現3年生)は、
まずは、ロスタックル奪いまくりの97番DL仲瀬選手(当時2年生)。
この年のタッチダウン誌のトップボーイズにも選ばれていました。(3年生の今年も、選ばれています。)
次に、86番塚部選手(当時3年生)がブロックした関西学院PATキックのボールを拾い上げ、そのままタッチダウンした22番増田選手(当時2年生)。
第3Q、関西学院高等部がタッチダウンし、追い上げムードであったところに見事水をさす(という表現が適当なのかどうかですが ^_^;)、PATのディフェンスタッチダウンでした。
<平成26(2014)年・秋シーズン:高校2年生>
春大会で3年生が引退し、今の3年生が2年生として最高学年、28番RB/DB小川選手が主将となります。
秋の大阪大会・準決勝
実は、高槻高校の試合で最も印象に残っている試合がこの試合です。
(試合レポ①・試合レポ②・試合レポ③)
第3Qが終わって、高槻高校 7-7 箕面自由学園と同点でした。
第4Q終了間際、高槻高校は敵陣に迫り、40ヤード代のフィールドゴール体形に。
しかし、これはフェイクで…、
ホルダーの9番QB水落選手(当時2年生)がタックルを受けつつパスを投じ…、
K位置に入っていた95番TE日高選手(当時2年生)へのパス成功も、すぐにタックルにあい、スコアならず。延長戦となります(>_<)
OT(オーバータイム)は、キックオフなしの敵陣25ヤードからのオフェンスです。
OT1回表、高槻高校オフェンスは、
1stプレイで、9番QB水落選手→2番エースWR岡崎選手(当時2年生)の25ヤードタッチダウンパスがヒットΣ(゚д゚;)!
これだけでも驚きだったのですが、PATで1点のキックではなく、一気にたたみ掛けるように、リスクのある2点のプレイの方を選択。
ここで再び、9番QB水落選手→2番WR岡崎選手のタッチダウンパス成功((((((ノ゚⊿゚)ノ!
祈るようにパスの行方を見守る9番QB水落選手(写真↑1番右)が印象的でした。
8点を先取した高槻高校に勝負あったかのように思えましたが、OT1回裏、箕面自由学園もQB西野選手(当時3年生・現関西学院大学1回生)の活躍で8点を奪取し、同点とします。
そして、OT2回表、箕面自由学園はタッチダウン+PATキック成功。
高槻高校 15-22 箕面自由学園高校で、OT2回裏、高槻高校のオフェンスに。
OT2回裏、高槻高校は、9番QB水落選手→19番WR平井選手(当時1年生・現2年生)のパス成功でタッチダウンし、高槻高校 21-22 箕面自由学園に。
ここで、PATは同点狙いの1点のキックではなく、逆転狙いの2点のプレイを再び選択((((((ノ゚⊿゚)ノ
しかし、PATプレイのタッチダウンパスは失敗となり、ゲームオーバー…
高槻高校は、オーバータイムまで持ち越しますが、21-22で箕面自由学園に敗戦し、3位決定戦にまわることとなります。
高槻高校は敗戦したものの、この後、大阪1位・関西ベスト8となった箕面自由学園相手に、1・2年生のみでまったく引けを取らない戦いを演じ、オーバータイム1回表の立て続けのタッチダウンパス成功での8点先取はまさに鮮烈でした。
1つ上の学年の3年生は冷静沈着にプレイする印象だったんですが、当時の2年生(現・3年生)は、なんせプレイが熱い
ここら辺は好みが分かれると思いますが、私は激情派の方が好みですw
秋の大阪大会・3位決定戦
42-20で大阪学芸高校に圧勝し、大阪3位として、関西で一番最後に全国大会トーナメントへの出場が決定!
春引退の高校の宿命として秋大会は戦力ダウンというのもあり、初の秋の全国大会出場とのことでした。
当時の試合レポでも、ワタシ、「決まったのは関西最後ですが、強さは関西1番かもしれないw」「3年生が引退しても引き続き強いだろうなぁとは思ってましたが、予想を上回る強さでした。」と書いていますね(^_^;)
(試合レポ①・試合レポ②・試合レポ③)
春の関西大会決勝戦以来の関西学院高等部との再戦に。
当時の試合レポの冒頭でも「実はこの対戦、ワタシが今年の全国高校大会で一番楽しみにしていた対戦でした!」と書いていましたw
(試合レポ①・試合レポ②)
第3Q終了時で、関西学院高等部 3-0 高槻高校、とロースコアゲームに。
第4Qに仕掛けた高槻高校でしたが、タッチダウンには至らず。
ぎりぎりフィールドゴールレンジに入りましたが、FGフェイクからのランプレイはダウン更新に届かず、ターンオーバーにとなります。
その後、ナイスディフェンスでこれ以上の失点は防ぎますが…、
得点もできず、3-0の最ロースコアで、関西ベスト4で敗退に…。
しかし、「さすがに秋は、KG Highが勝つだろう」との下馬評を震え上がらす、見事な戦いでした。
(その後、関西学院高等部は、クリスマスボウルで勝利し、10年ぶりの全国制覇を果たしました。)
<平成27(2015)年・春シーズン:高校3年生>
春の大阪大会・決勝戦
府立池田高校に42-14で圧勝し、3年連続・春の大阪大会優勝!
(試合レポ①・試合レポ②)
この時の高槻高校は、前年以上に、大阪に敵なしという感じでした
特に、47番エースRB岡村選手のランが、止まらないこと、止まらないこと
また、印象的だったのが、大阪大会優勝が決まったにも関わらず、試合終了後、あまり笑顔がなかったんです。
2年連続、「関西大会を優勝で終えるんだ」という強い意志を感じました。
春の関西大会・決勝戦
予想どおり、前年と同じく、高槻高校x関西学院高等部という組合せとなった、春の関西大会決勝戦。
高槻高校は、中心選手の多くが攻守兼任で、ここが強みでありましたが、大阪大会決勝戦以来、第4Qでの疲労という弱点も指摘され始めるようになりました。
(試合レポ①・試合レポ②)
前半終了して、高槻高校 13-7 関西学院高等部と、予想通りの接戦となります。
しかし、暑さで体力が削られるなか、関西学院高等部の猛攻をしのいで…、
高槻高校 13-7 関西学院高等部のまま、試合終了!
高槻高校、2年連続の春の関西大会優勝で、有終の美を飾りました!
高校アメフトは、選手が認識できた頃にはもう引退…ということもよくあるのですが、高槻高校は勝ち進むので、約2年間、今の3年生の試合はたくさん見せていただきました。
一時期は「もういいよぉw、どうせ高槻が勝つもんw」と思ったこともあるほどでした。
高槻高校は進学校なので、全国各地に進学されることと思いますが、また関西学生アメフトという世界で、再びお目にかかれれば、大変嬉しく思います(^_^)
今まで、本当にありがとうございました!
おわり。
(表彰式の写真の掲載については、高槻高校の小川選手、水落選手、関西学院高等部の三宅選手の御了解を得ておりますので、念のため、申し添えます。)