15枚目のカードは、武芸の腕前も学問も歌舞音曲も、
すべて完璧なのに、性格だけが問題な(笑)、
風流こと、双槍将 董平です。
原典の表記では、かねへんの「鎗」の字ですが、
このカードでは「槍」になっているので、
そのまま「双槍将」としています。
天罡・天立星
職位・五虎大将の虎軍大将
武器・双竜戯水槍
必殺技・双竜戯水、氷火五重天
「氷火五重天」・・氷と火は相反するふたつの力、
五重天は五重塔のことなので、もとは仏教用語かと。
しかし、パソコンで検索すると、アブないサイトの広告ばかり(汗)。
どうやらそっちに流用した不届き者がいたようで。
結局きちんと調べられず、本当の意味は不明です。
(人物略歴)
もとは東平府の兵馬都監であり、河北上党郡の人である。
かれは頭がよく学問にすぐれ、
三教九流も理解できないものはなく、
また笛や琴も演奏できないものはなく、
そのため、山東や河北の人々は誰もがかれを
「風流双槍将」と呼んだ。
かつては徐寧と激しく戦い、
五十合もやりあったが勝敗がつかなかった。
梁山の大聚義の後に第十五番目の地位についた。
「上党郡」・・山西省に設置された郡の名前。
上党は、(山の上の高地)の意。
どうやら董平は、高地生まれのようです。
日本でいえば、長野県か山梨県あたりでしょうか。
「三教九流」・・三教は、儒教・道教・仏教のこと。
九流は、「漢書」に出た言葉で、
春秋戦国時代にあらわれたすべての思想流派をさす。
これ全部マスターしてるとは、もう天才としか言えません。
風流らしい濃いピンクの花柄衣装、
巨大な満月を背景に、羽衣をなびかせ、
二本の槍をかまえています。