ラスカルラーメンの水滸伝好漢カード その13 花和尚 魯智深 | 水滸伝ざんまい

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中国四大名著の水滸伝について語るブログです。
原典メインのため、北方および幻想はありません。
悪しからずご了承ください。

 

今回は、水滸伝人気トップ10入り確実の好漢、

みんな大好き、ろっちーです。

 

花和尚 魯智深

天罡・天孤星

職位・歩軍総大将

武器・狂魔月牙禅

必殺技・天火焼、狂魔烈焔舞

 

「狂魔」とありますが、

自分が悪魔のように暴れ狂うのではなく、

(悪魔を錯乱させる霊力がある)という意味かと。

 

(人物略歴)

もとは渭州経略府の提轄官であった。

義憤により、(悪辣な顔役“鎮関西”に

三発の拳固をくらわせて死にいたらしめる)を

おこなったため、五台山で出家した。

かれの背中には満開の花の刺青がほどこされていたので、

人々はかれを「花和尚」と呼んだ。

 

(原文の〝三拳打死悪覇“鎮関西”〟は、

みんな知ってる言い回しとして有名らしく、

わざわざカッコで括ってあります)

 

仏門の人間が守るべき戒律にたえられず、

酔って山門を打ちこわしたので、

東京の相国寺に移管させられた。

 

菜園では、しだれ柳の木を逆さまに引き抜き、

野猪林では、林冲の命を救った。

さらにその後、楊志とともに

二竜山を占領することに成功した。

三山聚義のあと、梁山で第十三位の席次についた。

方臘討伐戦の後に、杭州六和寺で悟りをひらいて没し、

皇帝より「義烈照曁禅師」の称号をたまわった。

 

真っ赤な法衣とおなじみ六十二斤の水磨の禅杖、

拳を握りしめて跳躍しています。