絵図兵器辞典 その7 三尖両刃刀(前半) | 水滸伝ざんまい

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中国四大名著の水滸伝について語るブログです。
原典メインのため、北方および幻想はありません。
悪しからずご了承ください。

 

鉄鞭の次は、刀剣のジャンルに入ります。

日本刀のように腰に差す刀をイメージしていましたが、

青竜偃月刀のような長柄武器も「刀」になると知って

ちょっとびっくりしました。

 

匕首・剣・尚方宝剣・刀・「王不」柄刀

日月乾坤刀・手刀・扑刀・佩刀・腰刀・偃月刀と続き、

ようやく、九紋竜史進が愛用する、あの武器が出てきました。

全文訳し終わっていないので、まずは前半を。

 

三尖両刃刀

 

または「二郎刀」とも呼ぶ。

これは斬撃兵器の一種である。

刀身は扁平で幅がひろく、長さはおよそ60~70センチ、

裏も表も両面は平刃で、中央には盛り上がった背がある。

 

刀の先端は三叉に分かれ、そのどれもが鋭く尖っており、

なおかつ両端は刃になっている。

 

柄は硬い木でつくられ、その長さは約2・3メートル、

柄の先端と刀身は、大きいつばの部分でつながっている。

末端には、鉄の石突が取り付けられている。

 

 

このイラスト、史大郎と戦っている相手が

なぜか蛇矛を持っています。

まさか林教頭!?(そんなはずないか 笑)