摸刻の切り絵 76作目 小覇王 周通 満開の花の中で、頭巾にはおしゃれな花飾り、 柄に似合わぬ長衣に扇子、満面の笑みを浮かべています。 どうやら婿入り当日のようです。 この後、袋叩きにされてボロボロになる運命とも知らず、 幸せいっぱいの桃花山の二の頭です。 小覇王の次はもちろん、 魯智深に「冴えん人だ」と評されたあの好漢です。 (たしかに少しみみっちいけど、親近感があって好きです) どうぞお楽しみに。