幻想に取り込まれると生きるのが大変になる | 不登校・家族のお悩み解消カウンセリング

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娘の不登校からみえてきた自分のあり方や、日々の気づきを綴っています
不登校の問題は、親御さんの家族関係での行きづまり感や、生き辛さとリンクしていることがあります
自分の経験をふまえて、一つ一つ、紐解きながら、軽くなれる法則やあり方をお伝えします


こんにちは


私たちは普段

自分の思考が真実だと思って生きています。


だけど「思考」って

実は、幻想なのですよ


「幻想」というのは、文字通り

まぼろしを見ている、ということです


なぜなら、「思考」には

過去の経験から起きてくる

自動的な反応と反射しかないし


「過去」そのものが

いまここでは

すでに、「過ぎ去って」いて

どこにもないから


さらに

「過去」に経験したことから

自動的に演算したのが

「未来の予測」なので

「未だ来ていない」未来も幻想です


つまり

「過去」も「未来」も「思考」そのものも

幻想なのです


じゃあ、唯一のリアルは

何か、といえば

いまここ、に起きていることだけ


それでね

「幻想」に取り込まれて

頭の中の思考が

「過去」や「未来」をせわしなく

行ったり来たりしている時って

いまここ、の大切なポイントが

すっかり抜け落ちてしまうんです


例えば

自動車の事故


車を運転していたら

さっきまでしていた

ランチ会での会話のやりとりが

頭に浮かんできて

終わったはずの過去の会話内容について

考えごとをしていると


いまここ、の車の運転がうわの空になって

駐車場でこすってしまった、とか


例えば

仕事のうっかりミス


単純なミスの後に

それはそれ、として

しっかり対応した後に切り替えて

いまここ、に戻ってこられたら

いいのだけれど


頭の中に

終わったはずの過去のミスを

引きずったまま

グルグルと考え込んでしまう

なんてこともありますよね


しかも、過去だけでなく

未来の幻想にも取り込まれてしまう

「このミスのことで、きっと上司に

あれこれ、言われそうだな」なんて

思考が浮かんできて


いまここに、実際に、その上司がいる

わけでもないのに

やたら、焦って緊張してしまい

やっぱり、いまここの対応が

おろそかになって

さらにミスを連発してしまう、などなど




別に思考が悪いわけじゃないのですが

「私」が主導権を握って

「思考」という「幻想」をツールとして

使いこなせる状態と


「思考」という「幻想」に

すっかり取り込まれて「思考」の方に

主導権を握られてしまい

「私」がすり減ってしまう状態では

どちらが生きやすくて

どちらが生き辛いのか、が

よーくわかりますよね


ですから

何でもない、普段の日常から

いまここ、のリアルに戻っている訓練って

とっても大切です


メソッドは色々ありますよ


マインドフルネスの瞑想や

ハワイで有名な、ホオポノポノや

赦しがポイントの奇跡のコースや

禅寺での座禅、などなど


私が普段しているのは

簡単な瞑想法です


ただ、リラックスして座り

起きてくる

からだの感覚や

聞こえてくる音と

共にある


思考もどんどん浮かんできますが

それらの思考を

川に流すイメージで

どんどん流していきます


思考に巻き込まれて

あれこれ、考えをめぐらせるのではなくて


あー、いま、この思考が

湧いているのだなーと

少し離れて、ながめている感覚です


ぶっちゃけ

はたから見ていたら

そんなことが

何の役に立つの?というような

時間の使い方です


けれど

「真実」と幻想の「思考」との

見極めがつくって、本当に大切

日常がスムーズに流れていきます


ま、いまここで

ひとまずリラックス

庭から

鳥のさえずりが聞こえています



読んでいただいて

ありがとうございました♡