映画 17 | 日本人よ、蜂起せよ!

日本人よ、蜂起せよ!

神社、オモロイこと、この二本柱が基本です。
最近は新しくお城が追加されました。
他は幹に生えた枝みたいな感じです。

愛国者ですが極右ではありません。

精神世界やらお祈りやら賭け事とか興味の無い関連から「良いね」されても、そちらの部屋は訪れませんから。

正直、今年は映画のアタリ、ハズレが大きい年だと思ってる。
映画の評論している人の中には
出演者の他の映画とか私生活に言及して!それが評論する映画に影響あたえる事を言ったり、書いたりする人いるけど、
そんなの関係ないやん!
と私は思うわけ。
昔、山城新伍とかのヤクザ映画中心に出ていたメンツで「先生」だったかな、映画を撮ったわけ。
すると映画評論家と言われている「おすぎ」が言った言葉が
「ヤクザ映画ばかり出ていたくせに、何が今更こんなのを撮っているのよ」
山城新伍とは仲が良いからお互いのツーカーで発言した言葉かもしれないけど、
私はこれが原因でおすぎの評論は聞かないことにした。
何か?一度何かの役をしたら、それ以外の役をしてはダメなのか?
一度、私生活で過ちを犯したら一生、まともな役を演じたら駄目なのか?

なんて、不意に思い出したもんで。

んで、今回はあまり映画を観に行っていないし、観たいとも思う映画も無かったけど、ひと月前に時間潰しで観に行った映画を。

これ、正直言って全然興味の無い映画だった。
このシリーズの一番最初の作品は観に行ったけど、二作目からはスルーしてた。
X-MEN。
だけどやっぱりメジャーな映画だと思い知らされた。
こちらとしては軽〜く時間潰しなワケ。
これっぽっちも期待していないワケ。
最後、涙が出そうになったわ!

やっぱり脚本からしっかりしているわ。
土台がしっかりしている環境で制作されている映画は面白い。
此処で言います。
X-MENシリーズ、食わず嫌いで
ごめんなさい!

X-MENに引き換え情けなかったのがこれ。
何が情けないって、シリーズ物じゃなくて、
20年以上前に撮られた映画を
新たに撮りなおし映画。
言わば前の作品と比べながら脚本も書けるし、映像も撮れる。
CGもバンバン使ってる!
当然、前の作品を上回るのは当たり前!

最初の合戦のシーンは褒めてつかわす!
ジュリーが出ていた古い魔界転生には合戦のシーンは無いけど、
新版の魔界転生は大がかりな合戦を入れて良かった!
あと紀州藩の江戸へ向けての行列。
これも古い魔界転生には無いシーン。
思わず思い出したのがミュージカル時代劇。
時代劇映画が盛んだった頃、そんな映画があったんですよ。
いや、いつも歌ってるワケじゃなく、
旅のシーンで歌いながら歩いたり、
何かの拍子に歌い出したりするんだけど、わりかた面白い映画が多かった。
「笛吹童子」もギリギリその類に入るか入らないかの辺り。
って古っ!
東千代之介、中村錦之助☜後の萬屋錦之助、大友柳太朗、月形龍之介!
錚々たる東映大スター総出演!

いや、まぁそれは置いといて、その時代の映画って撮れば客が入るという黄金期で、楽屋話で聞いたのが、
監督が呼ばれて社長室に行くと
社長が溢れた札束を金庫に蹴りながら押し込んでいて
「おい、早くこの金を使ってくれ!」
って言われた、という話。
だから映画を撮るのも半端ではなく、
大名行列のシーンなんか、山の上から九十九折の山道をずーっと行列が続いているシーンがあったりする。
今やCGで誤魔化しているだけ。
そういう意味ではこの映画はよく撮ったと思った。

褒めるのはこれで終わり。
この映画の魔界の者、
セリフは下手 (刺されたくないから誰とは言わないけど)
魔界の者なのに普通に喋ってるから
肩をポンポンと叩いて
「お前、ほんまに魔界の者か?」
って聞きそうになる。
というか魔界の者、喋りすぎ〜っ!

ラスボス前のボスも戦う前に終わっちゃうし!
ラスボスとの戦いも頑張ったつもりなんだろうけど、前の作品の足下にもたどり着いていない。
魔界の者たちも含めて人情物語になっちゃってる。

古い魔界転生は
「コイツら、人間やないで!」感がバンバンだったし、
ラスボスなんか特撮使わずにめっちゃ危ない撮影している。
確か沢田研二、ラストの撮影シーンで顔を火傷したはず。
本当かどうかはわからないけど、
江戸城の戦いのシーンに犬の幽霊かなにかが映ってる、って話題になるくらい激しい撮影。
そんな過激な撮影した映画。
此方も人情的なシーンもあるけど、
基本は徳川滅びろ!が基本の映画。

だけど私としては、とにかく古い作品という下敷きがあるんだから、
当然、それを上回っていると思ったわけ。それが残念なごら上回る事が出来なかったクソ駄作でした。