令和6年4月歌舞伎座昼の部 七福神 | 癸の歌舞伎ブログ

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令和64月歌舞伎座昼の部 七福神

 

七福神 シチフクジン

 

文楽では「七福神宝の入舩」というのがあって4,5年おきくらいにやる。これは別物で平成三十年に新たに作ったものである。

 

当ブログの過去記事より

平成301月歌舞伎座昼の部 七福神

 

七福神 シチフクジン

長唄に七福神という曲はあるが今回新たに作詞作曲しての上演だそうである。

今回配役は

中村又五郎(恵比寿)、中村扇雀(弁財天)、坂東彌十郎(寿老人)、市川門之助(福禄寿)、市川高麗蔵(布袋)、中村芝翫(毘沙門)、中村鴈治郎(大黒天)。

幕開くと波の背景幕。下手にお囃子、上手に長唄、三弦。背景を引くと宝船が横付けになっており七福神が乗っている。船から降りて酒盛りになる。寿老人と福禄寿が酒盛りの所作、そこに布袋加わる。恵比寿が布袋の頭巾を取る。恵比寿の一人踊りとなり大黒天が加わる。大黒天と弁財天の二人で恋の手習い。そのあと恵比寿の一人踊りなどあり総踊りとなり大黒天を先頭に花道にかかる。今度は舳先を客席に向けた形の宝船が出て、七福神が乗り込んで、おなじみの宝船の絵柄となって幕。定式幕。

 

今回配役は

中村歌昇(恵比寿)、坂東新悟(弁財天)、中村隼人(毘沙門天)、中村鷹之資(布袋)、中村虎之介(福禄寿)、尾上右近(大黒天)、中村萬太郎(寿老人)。

過去記事の通り。